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車の雪下ろしの道具と手順|ボディを傷つけない落とし方

一晩で10cmほど積もった朝、フロントガラスだけを払って走り出すと、最初のブレーキで屋根の雪が前へすべり落ちて視界がふさがれます。車の雪かきは、ルーフから下へ順に落とすのが手順の土台です。

ガラスに張り付いた氷には、KYKの解氷スプレー トリガー500のようなアルコール類とシリコーンを使った製品があり、熱湯は使いません。急に温めるとガラスが割れることがあるうえ、溶けた水がすぐ再凍結します。

本記事では、車の雪を落とす順番・塗装を傷めにくい道具の条件・フロントガラスの氷を溶かす方法・駐車場に融雪剤をまくときの注意を解説します。

すまいの四季 編集部

結露・すきま風・凍結・雪・雑草・虫・暑さ・台風まで、季節ごとの住まいの困りごとを市販のグッズで手当てする方法をまとめています。製品の仕様はメーカー公式と公的機関の情報で確認し、確認時点を添えて掲載しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

車の雪かきは屋根から始めないと二度手間になります

ボンネットやガラスを先にきれいにしても、ルーフに雪が残っていれば、走り出した直後の減速でその雪が前へ滑ってフロントガラスを覆います。

後ろへ落ちればリアガラスが埋まり、走行中に道路へ落ちれば後続車の視界をさえぎります。

落とす順番はルーフ、次にボンネットとトランク、最後にガラスと窓まわりです。

ドアミラーとドアの上端に乗った雪も、開けた瞬間に車内へ落ちてシートを濡らします。ドアを開ける前に、ミラーの上とドア枠のふちを手やブラシで払っておくと室内が濡れません。

雪を落とす先を先に決める

屋根から落とした雪は、そのまま車の足元に積み上がります。

除雪のたびに車の周囲が高くなっていくと、最後に発進できなくなります。

雪を寄せる方向を最初に決めて、車の進行方向とドアの開く側は空けておくと、あとから積み直す手間がかかりません。

駐車場の出口側に雪山を作ると、除雪車が置いていった重い雪と合わさって崩せなくなります。

車の雪かきに使う道具は、金属より樹脂のブレードを選びます

車体に直接当てる道具で金属製のブレードを使うと、塗装に線傷が入ります。

アイリスオーヤマは雪かき用にポリカーボネート製のブレードを付けた着脱式のセットや、ヘッドだけを交換できる製品を展開しています。

車まわりでは、雪を払う部分が樹脂かブラシになっているものを選んでください。

雪の状態によって、使う面が変わります。

降ったばかりの軽い雪はブラシ側で払えますが、日中に溶けて夜に固まった雪は、樹脂のヘラ状の面でないと動きません。

ブラシとスクレーパーが一本になった車用の道具が売られているのは、この2つの状態が一晩のうちに同居するためです。

ミニバンやSUVは腕が屋根に届かない

全高のある車では、地面に立ったままルーフの中央まで手が届きません。

無理に背伸びをして体を車体に預けると、ジャケットのファスナーでドアをこすります。

伸縮する柄のものを選ぶと、足を地につけたままルーフの反対側まで届きます。

長さと重さの考え方は雪かき棒の選び方で解説しています。

屋根用と車用では必要な長さが違うので、兼用のつもりで長すぎるものを買うと、車のまわりでは取り回せません。

フロントガラスの氷に熱湯をかけると割れることがあります

凍り付いたガラスに熱湯をかけるのは、急激な温度差でガラスがひび割れる恐れがあるため避けてください。

水道管の凍結でも同じことが起き、東京都水道局はいきなり熱湯をかけると破裂することがあるとしています。

水をかけるなら人肌程度のぬるま湯にとどめ、それでも一気にかけずに少しずつ様子を見てください。

溶けた水はそのまま放置すると再び凍り、ワイパーのゴムを貼り付けます。

市販の解氷スプレーは、この作業を短くするための道具です。

KYK(古河薬品工業)の解氷スプレー トリガー500(500mL・22-040)は主成分がアルコール類とシリコーンで、氷雪を溶かしたあとシリコーンの撥水で再凍結を防ぐとしています。

使い方はガラスから15〜20cm離して噴射する方法が公式に示されており、ガラスコート施工車にも対応しています。

凍り付いたワイパーを無理に動かすと、ゴムと駆動部の両方に負担がかかります。氷が緩んでからガラスから離すか、降る前に立てておくと、朝の作業が1工程減ります。

車の雪かきを始めるタイミングは、降り止む前と後で変わります

降り続いている最中に完璧に払っても、駐車している間にまた積もります。

それでも途中で一度払う価値があるのは、雪の重みと圧密(あつみつ)のためです。

積もった雪は下の層ほど自分の重さで締まり、時間が経つほど固くなります。

夜のうちに一度ルーフの雪を落としておくと、朝に残るのは新しく降った軽い層だけになります。

降り止んだあとに手を付けるなら、日が当たって表面が緩む前が動かしやすい時間帯です。

いったん溶けて夕方に再凍結すると、樹脂のヘラでも崩れない硬さになります。

積もる前と後でどれだけ手間が変わるかは雪かきをやるタイミングの目安で解説しています。

降る前にできる準備もあります。ワイパーを立てておく、フロントガラスに市販の凍結防止カバーをかける、ドアの隙間に水が残らないようにしておく、この3つは降ってからではできません。

駐車場に融雪剤をまくと、車の下回りが錆びることがあります

融雪剤の主成分は塩化物で、金属の錆やコンクリートの劣化、植栽への塩害の原因になります。

車を停める場所にまく以上、タイヤと下回りには必ず付着します。

使ったシーズンは、晴れた日に下回りを洗い流せる洗車を挟んでください。

花壇や生け垣が接している駐車場では、尿素系のような非塩化物系の製品を検討する余地があります。

塩化カルシウムと塩化ナトリウムのまき分け

塩化カルシウムは水に溶けるときに発熱するので即効性があり、低温でも働きます。

すでに積もった雪を溶かす「融雪剤」として使われるのはこちらです。

塩化ナトリウムは効果の持続時間が長く、凝固点降下で再凍結を防ぐため、降る前や凍る前にまく「凍結防止剤」の役割を持ちます。

呼び分けは慣用で、メーカーによって表記が揺れます。

まく量は多いほど効くわけではありません。

路面が均等に薄く覆われる程度が基本で、深く積もってからまくと効きが遅く、溶け残りが出ます。

雪かきで雪を寄せた直後にまくのが、量を抑えられる使い方です。

成分ごとの向き不向きは融雪剤の選び方で解説しています。

車1台分を掘り出すなら、スコップとスノーダンプを分けて使います

車の周囲の雪は、払い落とした雪と除雪車が置いていった雪が混ざって、量だけは多くなります。

車体に当てる道具と、地面の雪を動かす道具は分けてください。

地面側は柄の長いスコップやプッシャー、まとまった量を運ぶならダンプ(ダンスコ)です。

アイリスオーヤマはプッシャー、ダンプ、交換用ヘッドを展開しており、ヘッドだけ替えれば柄を使い回せる製品もあります。

スコップの材質は、雪の重さと硬さで選び分けます。

新雪ならプラスチックで足りますが、踏み固められた雪や氷混じりの塊にはアルミや鉄が必要になる場面もあります。

素材ごとの使い分けは雪かきスコップの選び方で解説しています。

毎朝この作業が続く地域では、家庭用除雪機が選択肢に入ります。

家庭用は充電式の電動とエンジン式に分かれ、電動は軽くて静かなため住宅地向き、パワーと連続稼働はエンジン式が上という整理が一般的です。

工進は公式の製品一覧で両方を展開しています。

どちらを買うかの判断材料は家庭用除雪機の選び方で解説しています。

なお、雪かきは寒い屋外での重労働です。

胸の苦しさや息切れ、めまいなど体調の変化が出たときは作業を中断してください。

心臓や血圧に持病がある場合を含め、気になる場合は医療機関に相談してください。

よくある質問

車のフロントガラスの氷にお湯をかけてもいいですか

熱湯はかけないでください。

急な温度差でガラスが割れる恐れがあります。

ぬるま湯を使う場合も一気にかけず、溶けた水が再凍結する前に拭き取ってください。

時間を短くしたいなら、市販の解氷スプレーのほうが向いています。

スノーブラシで車の塗装に傷はつきますか

ブラシの毛先でも、砂粒や凍った雪の粒を巻き込んだまま強くこすれば傷の原因になります。

押し付けずに雪を払う動かし方にして、氷が固着している部分はブラシではなく樹脂のスクレーパーか解氷スプレーで緩めてから落としてください。

金属製のヘラを車体に当てるのは避けてください。

車の屋根の雪は放っておけば溶けますか

気温と日当たり次第で、何日も残ることがあります。

日中に表面だけ溶けて夜に凍ると、ルーフとガラスの境目に硬い氷の層ができて、翌朝はブラシで払えなくなります。

積もった当日のうちに落としておくほうが、作業そのものは軽く済みます。

融雪剤をまいた駐車場に車を停め続けても平気ですか

塩化物系の融雪剤は金属の錆の原因になるので、下回りやホイールに付着したまま放置しない使い方にしてください。まく量を路面が薄く覆われる程度に抑え、天気が回復した日に洗い流すのが現実的な運用です。

雪かき棒は車用と屋根用を1本で兼用できますか

兼用をうたう製品はありますが、必要な長さが違います。

屋根の雪下ろしを想定した長いものは、車のまわりでは取り回しにくく、重さで手元がふらついて車体に当たります。

用途が両方あるなら、伸縮幅と最短時の長さを確認してから選んでください。

まとめ

車の雪かきは、ルーフから下へ順に落とし、雪を寄せる方向を先に決めるだけで作業量が変わります。

車体に当てる道具は樹脂かブラシのもの、地面の雪はスコップやダンプと分けて考えてください。

フロントガラスの氷に熱湯は使わず、解氷スプレーかぬるま湯で緩めるのが基本です。

駐車場に融雪剤をまくなら、薄く均等にまいて、そのシーズンのうちに下回りを洗い流してください。

ぜひ本記事の落とす順番と道具の選び分けを参考に、翌朝の駐車場で迷わず動ける準備を整えてください。

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