網戸の困りごとまとめ|張り替え・掃除・隙間・後付けの入口

網戸を閉めているのに小さな虫が入ってくるとき、最初に疑うのは網の目ではなく、網戸とサッシの間に残ったすきまです。槌屋のすき間モヘアシールのように、幅6mm×高さ9.5mm・長さ2mという寸法で売られている毛足つきの部材は、この不均一なすきまを埋めるために作られています。
網戸まわりの困りごとは、網の破れ・動きの重さ・すきま・汚れの4つに分かれ、使う道具も分かれます。
補修テープで足りるのか、網ごと張り替えるのか、業者に出すのかを先に切り分ければ、買い物を間違えません。
本記事では、症状から部位を見分ける方法・補修テープと張り替えの境目・虫の通り道になるすきまの埋め方・自分でやるか頼むかの選び方を解説します。

すまいの四季 編集部
結露・すきま風・凍結・雪・雑草・虫・暑さ・台風まで、季節ごとの住まいの困りごとを市販のグッズで手当てする方法をまとめています。製品の仕様はメーカー公式と公的機関の情報で確認し、確認時点を添えて掲載しています。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
網戸の困りごとは網・枠・戸車・すきまの4か所で起きます
網戸は、四角い枠に網を張って、下側の戸車でレールを走らせる建具です。
部品がこれだけなので、不調の出方も部位ごとに決まっていて、症状から見当をつけられます。
売り場で迷うのは商品が多いからではなく、自分の症状がどの部位のものなのか決めないまま「網戸用」と書かれた棚を見ているからです。
まず下の対応から自分の症状を探してください。
| 症状 | 疑う部位 | 最初の手当て |
|---|---|---|
| 網に穴はないのに小さな虫が入る | 枠とサッシのすきま | モヘアなどのすきま材で埋める |
| 穴・切れ目が1か所だけある | 網 | 小さければ補修テープ |
| 網が黒ずんで波打つ、押すと大きくたわむ | 網と押さえゴム | 張り替え |
| 開け閉めが重い、レールから浮く | 戸車 | レール掃除と高さ調整、次に戸車交換 |
| 目詰まりして風が通らない | 網の表面 | 乾いた状態でほこりを落としてから水洗い |
破れは補修テープで直すか、網戸ごと張り替えるか
補修テープで足りるのは小さな穴と切れ目
補修テープは、網の上から貼って穴をふさぐ作りです。
粘着で網の繊維に留めるので、穴のまわりに平らな網が残っていることが前提になります。
網の端や枠との境目、人の手がよく当たる高さは、貼っても端からめくれやすい場所です。
貼れる穴の大きさは製品ごとに違うため、パッケージの表示を確認してから買ってください。
網戸の破れの補修テープでは、貼り方の手順と、直せる限界のサイズを解説しています。
張り替えに切り替える目安
破れが2か所以上ある、網全体が黒ずんで硬くなっている、手で押すとぶよぶよとたわむ、という状態ならテープで追いかけるより張り替えのほうが早く終わります。
張り替えは網と、枠の溝に押し込む細いゴム、押し込み用のローラー、カッターがあればできる作業で、1枚目に手間取っても2枚目からは時間が短くなります。
手順と道具は網戸の張り替えを自分でやる方法で解説しています。
開け閉めが重い、レールから外れるときは戸車を見ます
動きが重い原因は3つに絞れます。
レールに砂やほこりが溜まっている場合、戸車の高さ調整がずれている場合、戸車そのものが摩耗して回らなくなっている場合です。
順番としては、レールを掃除して、枠の端にある調整ネジを回してみて、それでも重ければ交換に進むのがむだのない進め方でしょう。
戸車は形と寸法が製品ごとに違い、外して実物を手に取るまで適合品が分かりません。
ネットで買う前に、外した戸車の直径と取り付け部の形を測っておいてください。
網戸の戸車の交換方法では、サイズの調べ方と、動きが重くなる原因の切り分けを解説しています。
なお2階以上のベランダ側で網戸を持ち上げる作業は、落下の危険があります。
体勢が不安なときは無理をせず、人手を借りるか業者に頼んでください。
小さな虫が入るのは網目ではなく、網戸のすきま
引き違い窓では、網戸とガラス戸の重なり方によって、枠との間に細い通り道ができます。
網を細かいものに替えても、この通り道が残っていれば虫は同じように入ってきます。
ここを埋めるために作られているのが、毛足のあるモヘアタイプのすきま材です。
モヘアは幅と高さで選びます
槌屋のすき間モヘアシールは、網戸や引き戸のすきま向けの部材で、密で弾力のあるモヘアが戸の動きを妨げずに不均一なすきまをふさぐ作りになっています。
国内の主要サッシメーカーでも採用されている部材です。
網戸用のNo.6095は幅6mm×高さ9.5mm・長さ2mで、色はホワイトとブロンズがあります。
買う前に、網戸を閉めた状態ですきまの幅を測り、サッシの色に近いほうを選んでください。
スポンジやゴムのすきまテープは厚みがあって動く建具に向かないので、網戸には使いません。
すきまは羽虫だけの入口ではありません。
ゴキブリのように床面を歩いて入ってくる虫にも同じ通り道が使われます。
侵入口をふさぐ考え方はゴキブリ対策の基本で解説しています。
虫除けグッズは寄せ付けにくくする作りで、侵入をゼロにはできません
網戸に使う虫除けは、スプレータイプと吊り下げタイプが中心です。
どちらも虫を寄せ付けにくくするための製品で、効き方は風の通り方や周囲の環境、虫の種類によって変わります。
すきまが空いたままの網戸に使っても、入ってくる量が変わらないことがあります。
物理的にふさぐのが先で、忌避はその上に足す補助と考えてください。
市販の殺虫剤や忌避剤には防除用医薬部外品などの区分があり、使う場所や量、子どもやペットへの配慮は製品表示に従うことが前提になります。
屋外に置く前提の製品もあり、たとえばアース製薬のブラックキャップには耐水処方で固定テープが付いた屋外用があります。
スプレーと吊り下げの向き不向きは網戸の虫除けの使い分けで解説しています。
網戸の掃除は外さずに済ませるか、外して水洗いするか
先に水をかけると、表面のほこりが目の中で泥になって残ります。
乾いた状態でブラシや使い古しのスポンジを網の両面から当て、ほこりを落としてから濡らすほうが、同じ手間でもきれいになります。
室内側からフローリングワイパーを当てる方法なら、網戸を外さずに済みます。
100均の道具でできる範囲は網戸掃除を外さずにやる手順で解説しています。
泥や油分でざらつくところまで汚れていれば、外してベランダや庭で流したほうが早く終わります。
外すときに引っかかるのは、上側の外れ止めを下げていないか、戸車が上がりきっているかのどちらかです。
網戸の外し方では、外れないときと戻せないときの対処を解説しています。
掃除の時期は、花粉や黄砂が落ち着いて、虫が増える前の春の終わりが目安になります。
網戸の張り替えは自分でやるか頼むか、枚数と作業場所で選びます
自分で張る場合、必要なのは網と押さえゴム、ローラー、カッターで、道具は次の年も使えます。
ただし網戸1枚を寝かせて置ける平らな場所が要るので、作業できるベランダや土間がない住まいでは手が止まります。
枚数が多い家ほど、道具代を割った1枚あたりの負担は小さくなります。
頼む場合の選択肢としては、カインズ・リフォームに網戸張替えサービスがあり、公式サイトからオンラインで見積もりを取れます。
料金はサイズと網の種類で変わり、店舗へ持ち込むほうが引き取りより安い傾向があります(2026年8月時点の集計メディア調べ)。
どちらが割安になるかは枚数で入れ替わるので、網戸の張り替え料金で業者とDIYの損益分岐点を解説しています。
賃貸では、退去時の扱いが契約によって違います。
自分で張り替える前に管理会社へ確認しておくと安心です。
よくある質問
網を細かい目に替えれば虫は入らなくなりますか
入りにくくはなりますが、入らなくなるとは言えません。
目が細かいほど小さな虫は通りにくくなる一方、風も通りにくくなります。
さらに網戸とサッシのすきまが残っていれば、そこから入ってくる虫は減りません。
網を替える前に、閉めた状態のすきまを確かめてください。
穴が1か所だけなら補修テープで十分ですか
穴が小さく、周囲に平らな網が残っていれば足ります。
網の端や枠との境、手が触れる高さにある穴は、貼ってもめくれやすい場所です。
貼れる大きさは製品ごとに違うので、表示されている対応サイズを確認してから選んでください。
賃貸でも網戸を自分で張り替えていいですか
契約の内容によって変わります。
破損の修繕を入居者が負担するのか、管理会社が手配するのかで扱いが変わるため、着手する前に問い合わせてください。
自分で張り替えたあとに元の網の色と違うと言われることもあるので、事前の確認が無駄になりません。
動きが重いだけで戸車を交換する必要はありますか
まずレールの砂を取り、枠の端にある調整ネジで高さを見直してください。
それで軽くなるなら交換は不要です。
掃除と調整をしても重い、または戸車を指で回しても動かないときが交換の段階です。
まとめ
網戸の買い物でつまずくのは、症状と部位の対応が決まっていないときです。
虫が入るならすきま、破れが1か所なら補修テープ、網全体が古びていれば張り替え、重いならレールと戸車、という順で見当をつければ、必要な物はひとつかふたつに絞れます。
すきま材はモヘアの幅と高さ、戸車は外して測った寸法、補修テープは対応サイズという具体的な数字で選べるものばかりです。
ぜひ本記事の症状別の対応表と、部位ごとの判断の順番を参考に、自分の網戸に合う手当てから始めてください。





