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網戸の戸車の交換方法|サイズの調べ方と動きが重い原因

網戸の戸車の交換方法|サイズの調べ方と動きが重い原因

網戸を引くと途中でガタッと引っかかり、少し持ち上げると軽く動きます。

この症状の多くは、下框(したかまち)の両端に入った2個の戸車の摩耗です。

ところが戸車には統一された寸法規格がなく、サッシメーカーと製造年ごとに品番が分かれるため、「網戸用」と書かれた袋を買っても框に入らないことがあります。

判断に使う数字は、車輪の直径・車輪の厚み・取り付け部の寸法・高さ調整ネジの有無の4点です。ノギスか定規で測っておけば、売り場で迷う範囲はかなり狭くなります。

本記事では、戸車の表記とタイプの読み方・実測4か所の測り方・寸法が合わないときに起きる不具合を解説します。

すまいの四季 編集部

結露・すきま風・凍結・雪・雑草・虫・暑さ・台風まで、季節ごとの住まいの困りごとを市販のグッズで手当てする方法をまとめています。製品の仕様はメーカー公式と公的機関の情報で確認し、確認時点を添えて掲載しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

網戸の戸車は下框に入った2個の車輪で、共通の寸法規格はありません

戸車は、網戸の下框(下辺の枠)の左右に1個ずつ入っている小さな車輪です。

網戸はこの2個だけでレールに乗っているため、片側が割れたり車輪が偏って摩耗すると、引いたときに斜めに傾いて引っかかります。

多くは樹脂のケースに車輪が組み込まれた一体部品で、框の端から差し込む差込式か、框の溝にはめてビスで留める形のどちらかになっています。

寸法の単位はすべてmmで、車輪の直径、車輪の厚み、ビス穴の間隔(ピッチ)を指します。

網戸の高さを動かせる調整幅もmm表記なので、網の寸法やレールの長さに使うcm・mと混ぜて読まないでください。

なお、同じサッシに付いているガラス戸側の戸車は支える重さも框の形も別物なので、網戸へ流用できません。

引きが重い原因が戸車ではなく、レールに溜まった砂やホコリだったという場合もあります。部品を買う前にレールを一度拭いて動きを確かめると無駄がなく、外さずにできる掃除のやり方は網戸掃除を外さずに済ませる手順で解説しています。

戸車のタイプは高さ調整ネジの有無と車輪の材質で分かれます

売り場に並ぶ網戸用の戸車は、形が似ていても仕様が4通りに分かれます。まず自分の網戸で直したいのが「走り」だけなのか「閉まったときの高さ」も含むのかで、選ぶ側が変わります。

仕様意味該当する人
高さ調整ネジ付きドライバーでネジを回すと車輪が上下し、網戸の高さを数mmの範囲で動かせる閉めたときに上下どちらかに隙間が出ている人
調整ネジなし(固定式)車輪の位置は動かせず、元の高さに戻すだけの部品高さは合っていて、走りの重さだけ直したい人
樹脂車輪ポリアセタールなどの樹脂製で、軽く静かに転がる日差しの強く当たらない窓、開閉が多くない窓
ステンレス車輪(ベアリング入り)金属の車輪と軸受けで、摩耗や重さに強い大きな掃き出し窓、毎日何度も開け閉めする窓

高さ調整ネジ付きなら閉まり具合のずれも直せます

網戸を閉めても上框と枠の間に隙間が残る場合、車輪を少し上げれば網戸全体が持ち上がって隙間が縮みます。

調整ネジ付きはこの微調整ができる代わりに、ネジ穴ぶんの高さが必要なので、框の溝が浅い古いサッシには入らないこともあります。

固定式を選ぶときは、今付いている戸車と同じ車輪径を選ばないと、高さがそのままずれてしまいます。

車輪の材質は走行音と摩耗の出方に差が出ます

樹脂の車輪は静かで価格も抑えめですが、屋外側で紫外線を受け続けたり砂を噛んだまま使うと削れて平らになり、また走りが重くなります。ステンレス車輪は摩耗に強い一方、レールに砂が残っていると金属音が出やすいので、交換のついでにレールの溝まで掃除しておくと静かに収まります。

交換する戸車は実測4か所で決まります

框のラベルが剥がれていて品番が分からない網戸でも、次の4か所を測れば候補は数種類まで絞れます。定規でも測れますが、車輪の厚みはノギスのほうが正確です。

測る場所測り方合っていないと起きること
車輪の直径古い戸車を外し、車輪の外側から外側まで網戸全体の高さがずれ、上または下に隙間が出る
車輪の厚み(幅)車輪の側面から側面までレールに正しく乗らず、片側に落ちて走りが偏る
取り付け部ビス穴の中心間距離、または差込部の幅框に固定できず、ビス穴を開け直すことになる
ケースの高さと奥行き樹脂ケース全体の外寸框の溝に収まらず、はめ込めない

測るには網戸を一度枠から外し、下框を上に向けて置く必要があります。外れ止め(上枠側の樹脂部品)を先に緩めないと持ち上がらないサッシもあるので、外し方の見当がつかないときは網戸の外し方と外れないときの対処で解説している手順を確認してから作業してください。

同じ網戸用でも品番がメーカーごとにずれる理由

戸車は框の溝に合わせて作られた専用部品で、框の断面形状はサッシメーカーごとに設計が違います。

同じメーカーでもシリーズや年代で溝の幅や深さが変わるため、「網戸用」という表示だけでは自分の窓に入るかどうか分かりません。

汎用品として売られている戸車には適合メーカーと適合品番の一覧が付いていることが多く、その一覧に自分のサッシが載っているかが判断材料になります。

  • 框に残っているラベルでサッシメーカーと品番を読み、純正部品を探す
  • ラベルが無ければ古い戸車を外し、4か所の実測値で汎用品の対応寸法と照合する
  • それでも絞れなければ、外した戸車を持ってホームセンターや建材店で現物合わせをする

この順で進めると、合わない部品を買い直す回数を減らせます。メーカー名が分かっている場合は、純正品をサッシ販売店に問い合わせて取り寄せる方法が確実です。

寸法が合わないと網戸が浮き、隙間から虫が入ります

車輪が大きすぎると上框側に隙間ができます

元より直径の大きい車輪を入れると網戸全体が持ち上がり、上框が上枠に近づく代わりに、下框と下枠の間が開きます。

数mmの差でも、そこは小さな虫の通り道になります。

左右の召し合わせ(サッシ側の縦枠と重なる部分)に付いているモヘアが浮いて届かなくなることもあり、槌屋の網戸用すき間モヘアシール No.6095のように幅6mm×高さ9.5mm×長さ2mといった規格で毛足の高さが決まっている部材では、浮いた分だけ隙間が残ります。

虫の侵入を止めたい場合は、戸車の高さとモヘアの高さを合わせて考える必要があり、その組み合わせは網戸の隙間から虫が入る原因と直し方で解説しています。

小さすぎると框が擦れて走りが重くなります

逆に直径の小さい車輪では網戸が下がり、下框やモヘアが下枠に擦れて開閉が重くなります。

上側では外れ止めとの隙間が広がるため、強い風を受けたときに網戸がレールから外れることもあります。

厚みの合わない車輪も同じで、レールの山から落ちて片側だけが引っかかる走り方になります。

交換して動きが軽くなったのに閉まりが悪いという場合は、寸法差が原因と考えて元の戸車と並べて見比べてください。

品番と対応表は框のシールと戸車本体の刻印で確かめます

確認先は3か所です。

網戸の框の上端や側面に貼られたサッシメーカーのラベルには、メーカー名と品番が印字されています。

次に、外した戸車の樹脂ケースそのものに型番や記号が刻印されていることが多いので、汚れを拭いてから光を当てて読んでください。

最後に、通販の商品ページなら「対応寸法」「適合メーカー」の欄、店頭なら袋裏の対応表を見ます。

商品写真だけでは車輪の厚みや取り付け部の寸法までは分かりません。

対応寸法がmmで明記されている商品を選び、手元で測った4つの数字と突き合わせるのが安全です。

框を分解して戸車を入れ替える作業では網を留めているゴム(押さえゴム)を外す機種もあるため、網が伸びて波打っている網戸なら、同じタイミングで張り替えるほうが手間が少なく済みます。

必要な道具と手順は網戸の張り替えを自分でやる手順で解説しています。

よくある質問

戸車だけ交換できますか。網戸ごと買い替えですか

戸車は単体で交換できる部品で、框が歪んでいなければ網戸を丸ごと替える必要はありません。

ただし框の溝が割れている、ビス穴が広がって締まらない、網戸自体がねじれている場合は、戸車を新品にしても走りが安定しません。

その場合はサッシ販売店やホームセンターの網戸製作サービスで、同寸の網戸を作ってもらう選択になります。

ホームセンターの汎用戸車でも使えますか

適合メーカーと適合寸法の一覧に自分のサッシが載っていれば使えます。

一覧に無い場合は、車輪の直径・厚み・取り付け部・ケースの外寸を実測して、パッケージに書かれた寸法と一致するかで判断してください。

取扱いは店舗や時期によって変わるので、汎用品が見つからないときは外した戸車を持ち込んで相談すると早く絞れます。

高さ調整ネジを回しても網戸が閉まりきりません

調整ネジで動かせるのは数mmの範囲なので、それを超えるずれは戸車の車輪径が元と違うか、上枠側の外れ止めの位置がずれている可能性があります。

左右の戸車を同じ量だけ上げ下げしても直らない場合は、片側だけ違う戸車が入っていないかを確認してください。

框自体が反っているときは、部品交換では戻りません。

まとめ

網戸の戸車は統一規格が無い部品なので、品番か実測のどちらかで一意に決めるほかありません。

ラベルが読めるならメーカー品番から純正を、読めないなら車輪の直径・厚み・取り付け部・ケース外寸の4つを測って対応寸法と突き合わせる進め方が確実です。

高さ調整ネジ付きを選べば、閉めたときの隙間まで後から詰められます。

網戸まわりの不具合は、戸車・モヘア・網の劣化が絡み合って出ることが多く、症状別の切り分けは網戸の困りごとまとめで解説しています。ぜひ本記事の実測4か所の表とタイプ別の一覧を参考に、自分の窓に入る戸車を選んでください。

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