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布団圧縮袋の選び方|バルブ式とファスナー式どちらが楽か

押し入れの上段に、去年の冬に使った羽毛布団と毛布がそのまま積まれています。

布団圧縮袋は、この体積を空気を抜いて減らすための袋で、選ぶときに最初に決まるのは掃除機を使う吸引式か、手や体重で押し出す手押し式かという空気の抜き方です。

次にサイズで、シングル1枚用と2枚用、毛布用の小さめなど展開が幅広く、羽毛か綿かで入る枚数も変わります。

本記事では、布団圧縮袋と衣類用の袋との違い・吸引式と手押し式のタイプ分け・サイズと中身の組み合わせ・防虫剤との併用で気をつける点を解説します。

すまいの四季 編集部

結露・すきま風・凍結・雪・雑草・虫・暑さ・台風まで、季節ごとの住まいの困りごとを市販のグッズで手当てする方法をまとめています。製品の仕様はメーカー公式と公的機関の情報で確認し、確認時点を添えて掲載しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

布団圧縮袋とは何か、衣類用の圧縮袋とどう違うのか

布団圧縮袋は、布団を入れて口を閉め、袋の中の空気を外へ出して厚みを減らすための袋です。

空気を抜く仕組みは、口を閉じるファスナーやスライダーと、空気だけを外に出して戻さない逆止弁の2つで成り立っています。

この構造そのものは衣類用の圧縮袋と同じですが、袋の大きさと素材の厚みが違います。

布団は中身が厚く、押したときに袋の内側にかかる力が大きいので、布団用は袋のフィルムが厚めに作られ、マチのある立体的な形のものもあります。

衣類用の薄い袋に無理に掛け布団を詰めると、角の部分に力が集中して穴が開くことがあります。

反対に、セーターやシャツを布団用の大きな袋に入れると、中で衣類が偏って空気が抜けにくくなります。

衣類側の詰め方と枚数の感覚は衣類用の圧縮袋の選び方で解説しています。

吸引式と手押し式で、布団圧縮袋の使い勝手が変わる

売り場で同じ棚に並んでいても、空気の抜き方が違えば買ったあとの作業がまるごと変わります。

吸引式は袋の弁に掃除機のノズルを当てて空気を吸い出す方式で、短い時間で厚みを減らせる代わりに、掃除機のノズルの形が弁に合うかどうかを確かめる必要があります。

ノズルの径が合わない、コードレス掃除機の吸引が弱いといった条件で、思ったほど薄くならないこともあります。

手押し式は弁を開けたまま体重をかけて空気を押し出す方式で、掃除機の要らない身軽さと引き換えに、抜ける空気の量は吸引式ほどではありません。

羽毛布団のように空気を多く含む中身ほど、押し出しきれずに残る量が増えます。

手押しでどこまで薄くなるかの目安は掃除機不要の圧縮袋の仕組みで解説しています。

吸引式が向いている人

押し入れやクローゼットの棚の高さが決まっていて、そこに収めたい厚みがはっきりしている場合は吸引式です。

ノズルを当てている間、袋が目に見えて薄くなるので、どこで止めるかを自分で決められます。

掃除機が家にあり、コンセントの位置と作業場所が近いことが条件になります。

手押し式が向いている人

実家や寮に布団を送る、来客用の布団を年に一度だけしまうといった使い方なら手押し式です。

掃除機を持ち出す手間がなく、屋外や旅先でも作業できます。

厚みを限界まで詰めるのではなく、押し入れに入る程度まで減らせれば足りるという場面に合います。

布団圧縮袋がねらっているのは体積減と、その代償

布団圧縮袋の目的は、押し入れの容積に対して布団の占める割合を下げることと、袋で包んで外からのほこりや虫を入れにくくすることの2点です。ふとんの側生地が外気にさらされないので、出したときに表面がざらつく感じは減ります。

代償もあります。

羽毛布団は羽毛の間に空気を抱えて保温する作りなので、長く強く圧縮した状態を続けると、出したあとに元の厚みへ戻るまで時間がかかることがあります。

羽毛がつぶれたまま戻らないという声も見られ、素材によって結果が違います。

ウレタン素材のように圧縮に弱い中身もあり、敷布団やマットレスで判断が分かれるのはこの部分です。

厚みと素材での線引きはマットレスは圧縮袋に入るかで解説しています。

もう1点、圧縮した布団は硬く重い塊になるので、押し入れの上段へ持ち上げる動作が難しくなります。高い場所へ収める予定なら、大きい袋に2枚まとめるより、1枚ずつ小さめの袋に分けたほうが持ち運びやすくなります。

サイズは中身の枚数ではなく、しまう場所の寸法から決める

布団圧縮袋のサイズは「シングル掛け布団2枚用」のように中身の枚数で書かれていることが多く、その表示だけを見て買うと、圧縮後の平たい塊が押し入れの奥行きに収まらないことがあります。

先に測ってほしいのは、押し入れやクローゼットの棚の幅と奥行き、それと棚板までの高さです。

圧縮後の袋は、袋の縦横の寸法はほぼそのままで、厚みだけが減ります。

つまり袋の平面サイズが棚の奥行きを超えていれば、どれだけ空気を抜いても入りません。

枚数の表示は、あくまで綿や合繊の布団を想定した目安です。

羽毛は空気を多く含むので、2枚用に2枚入れると弁のあたりまで生地が詰まり、空気の通り道がふさがって抜けにくくなります。

表示より1枚少なく入れると作業が楽になります。

毛布だけをまとめるなら、掛け布団用より小さい毛布用の袋のほうが中で偏りません。

選ぶ順序は、空気の抜き方 → サイズ → 袋の形 → 使い回すかどうか

判断の順番を決めておくと、店頭で迷う時間が短くなります。

まず掃除機を使えるかどうかで吸引式か手押し式を決め、次に収納場所の実寸から袋の平面サイズを決めます。

ここまでで候補はかなり絞れます。

見る順番確かめること判断が変わる条件
1. 空気の抜き方吸引式か手押し式か掃除機のノズル径と吸引力、屋外で使うか
2. サイズ袋の幅と奥行き押し入れの棚の実寸、上段へ持ち上げるか
3. 袋の形平袋かマチ付きか、取っ手の有無枚数をまとめるか1枚ずつ分けるか
4. 使い回しファスナーの構造とフィルムの厚み毎年使うか、引っ越しの一度きりか

4番目の使い回しは、価格帯の選び方に直結します。

100均で買える範囲の袋は薄手で、シーズンをまたぐうちにファスナー部分から空気が戻ってくることがあります。

年に一度の衣替えで毎年使う前提なら、フィルムが厚めでスライダーのしっかりした専門店の価格帯のものを選ぶ考え方になります。

100均の布団圧縮袋を選ぶときの判断

ダイソーやセリアの圧縮袋は種類が増え、布団向けの大きめサイズも扱われています。

ただし取扱いは店舗と時期で変わるので、季節用品の棚に必ずあるとは限りません。

100均の袋で気をつけたいのは、空気が抜けた直後の見た目は変わらなくても、数か月後に厚みが戻っていることがある点です。

フィルムが薄いほど、布団の羽軸や生地の縫い目が当たる部分から少しずつ空気が入ります。

引っ越しで一度だけ運ぶ、押し入れを片づける間の仮置きに使うといった短期の用途なら、この価格帯で足ります。ダイソーのサイズ展開と、布団に使えるかどうかの判断はダイソーの圧縮袋は布団に使えるか、長期保管に向くかどうかの比較は100均の圧縮袋は長期保管に使えるかで解説しています。

布団圧縮袋と衣類用の防虫剤を一緒に入れるときの注意

圧縮袋に入れれば虫が入らないと考えて防虫剤を省く人もいますが、しまう前に虫の卵が布団に付いていれば袋の中で育ちます。

防虫剤を一緒に入れる場合、薬剤のタイプを揃えてください。

エステーの説明では、防虫剤は無臭のピレスロイド系と、有臭のパラジクロルベンゼン・ナフタリン・しょうのうの4タイプに分かれます。

ピレスロイド系はどの薬剤とも併用できますが、パラジクロルベンゼン・ナフタリン・しょうのうを使った製品同士を併用すると、溶けて衣類にシミができることがあります。

去年入れた防虫剤が袋の中に残っている状態で、別のタイプを足すのがいちばん起きやすい組み合わせです。

袋を開けたら古い防虫剤を取り出し、同じタイプで入れ替えてください。

防虫剤の使う個数と交換の間隔は衣類の防虫剤の選び方で解説しています。

圧縮してしまったあと、翌シーズンに出すときの扱い

圧縮した布団を長期間そのままにしないでください。

羽毛布団は、押し入れに入れたまま1シーズンを越えると、出したあとに厚みが戻りにくくなることがあります。

しまう期間が半年を超える見込みなら、途中で一度袋から出して広げ、風を通してから入れ直す手があります。

出すときは、弁を開けて空気を入れ、袋から取り出してから数時間から半日ほど広げて置きます。

天気のよい日に干せば、ふくらみが戻りやすくなります。

ぬいぐるみのような綿の詰め物も同じで、つぶれた形のまま収納すると戻りが鈍くなるため、復元のさせ方はぬいぐるみを圧縮袋に入れる時の注意で解説しています。

次の季節に出しやすい並べ方まで含めた手順は衣替えの収納のコツで解説しています。

よくある質問

羽毛布団を圧縮袋に入れても大丈夫ですか

入れられますが、圧縮したまま長く置くと、出したあとに元の厚みへ戻るまで時間がかかることがあります。

羽毛のふくらみを保ちたい場合は、圧縮する厚みを控えめにして、しまう期間も短くしてください。

高価な羽毛布団は、圧縮せずに通気性のある収納袋で保管する方法もあります。

掃除機がなくても布団圧縮袋は使えますか

手押し式の圧縮袋なら使えます。

弁を開けたまま膝や体重で押して空気を出す方式で、掃除機のノズルは要りません。

ただし吸引式ほど薄くはならないので、押し入れの高さがぎりぎりの場所へ収める予定なら、圧縮後の厚みを見込んで考えてください。

圧縮袋がだんだん膨らんでくるのはなぜですか

ファスナーの閉め残しと、弁の周りに布団の生地が挟まっている状態が起きやすい原因です。

ファスナーは指で強くつまみながらスライダーを2往復させ、閉めたあとに線がまっすぐ通っているか見てください。

フィルムに小さな穴が開いている場合も空気が戻るので、袋の角や折り目のあたりを確かめます。

敷布団やマットレスも同じ袋に入れられますか

敷布団は綿や合繊なら圧縮できるものがありますが、ウレタン素材のマットレスは圧縮に向きません。

中の構造がつぶれて戻らないことがあるためです。

メーカーが圧縮を認めていない製品もあるので、製品のタグや取扱説明を確かめてください。

まとめ

布団圧縮袋を選ぶときは、掃除機を使えるかどうかで吸引式か手押し式を決め、そのあとに押し入れの棚の実寸から袋の平面サイズを決めると候補が絞れます。

枚数の表示は綿や合繊を想定した目安なので、羽毛なら表示より1枚少なく入れたほうが空気が抜けやすくなります。

毎年使うなら厚手のもの、引っ越しで一度きりなら安い価格帯のもので足ります。

羽毛のふくらみが戻りにくくなることや、防虫剤のタイプを混ぜるとシミが出ることは、袋の性能ではなく使い方で避けられます。ぜひ本記事の選ぶ順序の表と収納場所の測り方を参考に、自分の押し入れに合う布団圧縮袋を選んでください。

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