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樟脳の防虫剤の特徴|匂いの強さと他の薬剤との違い

衣替えの売り場に並ぶ防虫剤のパッケージに、「しょうのう」とひらがなで書かれているものがあります。これが樟脳(しょうのう)を薬剤に使った防虫剤で、エステーの整理では、無臭のピレスロイド系に対して、パラジクロルベンゼン・ナフタリンと並ぶ有臭の薬剤の1つです。

同じ棚に並ぶ4タイプは、箱の見た目が似ていても併用の可否が違います。

しょうのう・ナフタリン・パラジクロルベンゼンを使った製品同士を1つの引き出しに入れると、溶けて衣類にシミができることがあります。

本記事では、パッケージの薬剤名の読み方・4タイプの使い分け・併用してはいけない組み合わせを解説します。

すまいの四季 編集部

結露・すきま風・凍結・雪・雑草・虫・暑さ・台風まで、季節ごとの住まいの困りごとを市販のグッズで手当てする方法をまとめています。製品の仕様はメーカー公式と公的機関の情報で確認し、確認時点を添えて掲載しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

「しょうのう」と表示された防虫剤が樟脳です

樟脳は和名で、防虫剤のパッケージでは「しょうのう」とひらがなで書かれることが多いため、漢字の「樟脳」を探しても見つからないことがあります。クスノキから得られる成分を指す言葉で、防虫剤としては古くから使われてきました。

エステーは防虫剤の薬剤を4タイプに分けて説明しています。

無臭のピレスロイド系と、有臭のパラジクロルベンゼン・ナフタリン・しょうのうです。

しょうのうは有臭側にあるので、しまっておいた衣類を出したときに感じるにおいは、薬剤そのもののにおいです。

無臭か有臭かで分かれるのはにおいだけではない

この4タイプの区切りは、においの有無を表しているだけではありません。

ピレスロイド系はどの薬剤とも併用できますが、パラジクロルベンゼン・ナフタリン・しょうのうを使った製品同士は併用できません。

つまり、有臭の3つのうちどれを選ぶかを決めた時点で、同じ収納に入れられる防虫剤が絞られます。

樟脳を選ぶ判断は、においの好みより先に、この併用の制約から入るほうが失敗しません。

防虫剤の薬剤は4タイプに分かれます

パッケージの成分表示に出てくる薬剤名を、においと併用の可否で並べると次のようになります。

表示される薬剤名におい他の薬剤との併用製品の例
ピレスロイド系無臭どの薬剤とも併用できるムシューダ(においが衣類につかないタイプ)、かおりムシューダ
しょうのう(樟脳)有臭他の有臭薬剤との併用は不可しょうのうを薬剤に使った防虫剤
ナフタリン有臭他の有臭薬剤との併用は不可ネオパース
パラジクロルベンゼン有臭他の有臭薬剤との併用は不可ネオパラエース

商品名からは薬剤が分からないので、この対応を覚えておくと売り場で迷いません。

ナフタリンそのものの性質はナフタリンの防虫剤は今も使える?で解説しています。

樟脳を選ぶかどうかは、においを衣類に残していいかで決まります

有臭の薬剤は、しまっている間ににおいが衣類に移ります。

着る前に風を通す手間を含めて受け入れられるなら、しょうのうを使った防虫剤で問題ありません。

和服や礼服のように、出す前に陰干しする前提で扱う衣類なら、においが残ることは織り込み済みで使えます。

反対に、出してすぐ着たい普段着の引き出しには向きません。

エステーのムシューダは薬剤のにおいが衣類につかないタイプで、香りを付けたい場合にはかおりムシューダがあります。においを付けたくないのか、無臭がよいのか、香りが欲しいのかで、この3つのどれかに決まります。

すでに樟脳を使っている収納を切り替えるとき

今までしょうのうを使っていた引き出しを無臭タイプに替えるなら、古い防虫剤を取り出してから、衣類のにおいが抜けるまで風を通してください。

入れ替えた直後は、収納の木部や衣類に残ったにおいが続きます。

服に残ったにおいの抜き方は防虫剤の匂いが服に残る時の対処で解説しています。

有臭の防虫剤を混ぜると衣類にシミができます

パラジクロルベンゼン・ナフタリン・しょうのうを使った製品同士を併用すると、溶けて衣類にシミができることがあるとエステーは説明しています。防虫剤は少しずつ気体になって効くしくみなので、別の薬剤が同じ空間にあると液状になり、その液が触れた布地に跡が残ります。

起きやすいのは、去年のしょうのうが引き出しの奥に残っているのに気づかず、今年はパラジクロルベンゼンの製品を買い足したという場面です。

箱が違うだけでどちらも白い固形なので、見た目では区別できません。

買い足す前に、引き出しの四隅と衣類の下を確認して、古い防虫剤を先に取り除いてください。

ピレスロイド系はどの薬剤とも併用できるので、残っているものが分からないときの選択肢になります。

樟脳の効き目が続く期間はパッケージの表示で確認します

防虫剤は薬剤が気体になって減っていくので、入れっぱなしでは効果が続きません。

交換の目安は製品ごとに違い、パッケージに記載されています。

同じ製品でも、収納の開け閉めが多い場所や気温の高い場所では減り方が早くなるので、記載の月数は上限ではなく目安として見てください。

固形のしょうのうは、残りの大きさを見れば減り具合が分かります。

衣替えのたびに引き出しを開けて残量を見る流れにしておけば、切れたまま夏を越すことがなくなります。

しまい方そのものを見直すなら、衣替えの収納のコツで出しやすい入れ方を解説しています。

防虫剤のパッケージのどこに薬剤名が書いてあるか

薬剤名は箱の裏面か側面の「成分」欄に書かれています。

商品名だけでは判断できないので、ネオパースやネオパラエースのようにシリーズ名で覚えている製品も、買い足すときは成分欄を見てください。

通販で買う場合は、商品ページの成分の記載か、パッケージ裏面の写真で確認できます。

店頭で確認したい3点

  • 成分欄の薬剤名(しょうのう・ナフタリン・パラジクロルベンゼン・ピレスロイド系のどれか)
  • においの有無の記載(「においが衣類につかない」などの表示があるか)
  • 使用量の目安(引き出し1段あたり、収納ケース1個あたりの個数)

使用量の目安は、収納の容積を基準にした数で書かれています。

多く入れれば効き目が上がるわけではなく、有臭の薬剤ではにおい移りが強くなるだけです。

衣類を圧縮して保管する場合の入れ方は、衣類用の圧縮袋の選び方で詰め方とあわせて解説しています。

よくある質問

樟脳とナフタリンの防虫剤は一緒に使えますか

一緒に使わないでください。

しょうのう・ナフタリン・パラジクロルベンゼンを使った製品同士を併用すると、溶けて衣類にシミができることがあります。

どちらかに統一するか、どの薬剤とも併用できるピレスロイド系に替えてください。

パッケージに「しょうのう」と書かれていない防虫剤には何が入っていますか

ピレスロイド系か、ナフタリンまたはパラジクロルベンゼンのいずれかです。

無臭をうたう製品はピレスロイド系にあたります。

裏面の成分欄に薬剤名が書かれているので、そこで確認してください。

樟脳の防虫剤は今も店頭で買えますか

しょうのうを薬剤に使った防虫剤は市販されていますが、取扱いは店舗や時期によって変わります。近所のドラッグストアやホームセンターで見つからない場合は、通販で成分欄の記載を確認してから選ぶ形になります。

まとめ

樟脳はパッケージでは「しょうのう」と表示され、無臭のピレスロイド系に対して、ナフタリン・パラジクロルベンゼンと並ぶ有臭の薬剤です。

有臭の3つは製品同士を併用すると衣類にシミができることがあるため、買い足す前に引き出しに残っている防虫剤を取り除くことが前提になります。においを衣類に残したくないなら、どの薬剤とも併用できるピレスロイド系を選んでください。

ぜひ本記事の4タイプの表と、店頭で確認したい3点を参考に、成分欄を見てから防虫剤を選んでください。

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