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衣類用の圧縮袋の選び方|シワになりにくい詰め方と枚数の目安

衣類用の圧縮袋を買うときにいちばん差が出るのは、圧縮率でも枚数でもなく、バルブ式かファスナー密閉のみかという空気の抜き方です。

掃除機のノズルを当てて一気に抜くバルブ式は厚手のニットやダウンに向き、手や膝で押して抜くタイプはTシャツや薄手のシャツを軽くまとめる用途に向いています。

同じ「衣類用」の棚に、旅行用の小さいものと収納ケースに合わせた大判が混ざって並んでいるのも、迷いやすい理由です。

本記事では、抜き方による使い勝手の違い・サイズと中身の合わせ方・防虫剤との併用可否・戻すときに困る失敗例を解説します。

すまいの四季 編集部

結露・すきま風・凍結・雪・雑草・虫・暑さ・台風まで、季節ごとの住まいの困りごとを市販のグッズで手当てする方法をまとめています。製品の仕様はメーカー公式と公的機関の情報で確認し、確認時点を添えて掲載しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

衣類の圧縮袋で最初に決まるのは空気の抜き方

圧縮袋のパッケージには「圧縮率」や「1/3になる」といった表現が並びますが、実際の使い勝手を左右するのは、その袋がどうやって空気を抜く設計になっているかです。

掃除機を差し込むバルブが付いているタイプは、ダウンジャケットや厚手のセーターのように内部に空気を多く含む衣類でも、繊維の間の空気まで引き抜けます。

手押しタイプはファスナーを閉じてから体重をかけて押し出す作りなので、衣類の間に残った空気までは抜けません。

この違いは、収納する場所の高さにそのまま出ます。

押し入れの上段のように高さに余裕がある場所なら、多少ふくらんでいても問題ありません。

ベッド下の引き出しやクローゼットの棚板の間に入れるなら、抜けきらない数センチが入る入らないの差になります。

掃除機を使わない前提で選ぶ場合、手押し専用と書かれた製品を選んでください。

バルブ式の中には掃除機を前提にした設計のものがあり、手で押しても逆止弁の抵抗で思うように抜けないことがあります。

手押しでどこまで薄くなるかは掃除機不要の圧縮袋の仕組みで解説しています。

衣類用の圧縮袋は3タイプに分かれる

バルブ式(掃除機で吸う)

ファスナーを閉じたあと、袋の表面にある丸いバルブに掃除機のノズルを当てて吸い出します。

逆止弁が付いているのでノズルを外しても空気が戻りにくく、厚みのある衣類をいちばん薄くできるタイプです。

ノズルの形状が合わないと吸えないため、細口ノズルしかない掃除機を使っている場合は、袋側のバルブ径と手持ちのノズルが合うか確認してください。

手押し・バルブなし(ファスナーのみ)

袋の口をファスナーで閉じきる前に、丸めたり押したりしながら空気を逃がして最後に閉じる作りです。

旅行カバンの中で使うことを想定した小さめのサイズが多く、掃除機のない出先でも使えます。

抜ける空気の量はバルブ式より少ないので、ダウンや羽毛のような弾力のある中身では戻りが早くなります。

吊るしたまま使うハンガータイプ

ハンガーに掛けた状態の衣類を上から袋に通し、下側から空気を抜く形のものです。

畳みジワを付けたくないコートやスーツを、クローゼットのパイプに掛けたまま薄くできます。

そのぶん袋の面積が大きく、ハンガーの肩の部分に生地が当たって型が崩れることがあるため、薄手の生地との相性がよいタイプです。

タイプ別に向いている人の早見表

タイプ空気の抜き方向いている中身と場面向かない人
バルブ式掃除機のノズルを当てて吸引ダウン・厚手ニット・毛布に近い厚みの衣類。押し入れやベッド下で高さを稼ぎたい場合掃除機を持っていない人、夜間に作業音を出せない住環境の人
手押し・バルブなし丸めながら押して最後に閉じるTシャツ・薄手シャツ・下着類。旅行カバンの中での仕分け羽毛や厚手ニットを限界まで薄くしたい人
ハンガータイプ掛けたまま下から抜くコート・スーツ・ワンピース。畳みジワを避けたい衣類収納がチェスト中心で、掛ける場所が無い人

中身が衣類ではなく布団や毛布に寄るなら、必要な袋の大きさも耐えるべき厚みも変わります。布団側の選び分けは布団圧縮袋の選び方で解説しています。

圧縮袋のサイズは畳んだ寸法ではなく収納場所から逆算する

袋のサイズ表記は袋そのものの寸法であって、中身を入れて圧縮したあとの寸法ではありません。

大きい袋にセーターを2枚だけ入れると、余った部分がしわになって折り重なり、かえって収納しづらい形になります。

反対に小さい袋へ詰め込むと、ファスナーの手前まで衣類が来てしまい、噛み込んで閉じきれません。

先に測るのは、入れたい引き出しやケースの内側の幅と奥行き、それから高さです。

そのうえで、幅と奥行きに収まるサイズの袋を選び、中身は袋の容量の7〜8割にとどめてください。

ファスナー部分に数センチの余白があると、閉じるときに生地を噛みません。

枚数の目安を袋のパッケージが示している場合でも、その枚数は薄手の衣類を基準にしていることがあります。

厚手のニットやフリースなら、表示より少なめから試すほうが失敗しません。

100均で買える小さめのサイズと、収納用品店で扱う大判では想定している中身が違うので、同じ感覚で詰めないでください。

100均の製品で足りる範囲は100均の圧縮袋は長期保管に使える?で解説しています。

衣類の素材によっては圧縮袋に入れないほうがよいものがある

圧縮で困るのは、回復しない潰れ方をする素材です。

羽毛やダウンは空気を含んで保温する作りなので、長期間つぶしたままにすると膨らみが戻りにくくなります。

シーズンの終わりにしまうときは圧縮を控えめにして、取り出したあとに陰干しで空気を含ませてください。

革製品やファー、ウールの起毛したコートも圧縮に向きません。

押しつぶした跡が毛並みや表面に残り、アイロンや陰干しでは戻らないことがあります。

型崩れさせたくないジャケット類は、圧縮袋ではなく通常の衣装ケースかハンガー収納に回してください。

綿や化学繊維のTシャツ、薄手のニット、スウェットのような衣類は圧縮の影響が出にくく、多少のしわも着る前に吊るしておけば落ち着きます。

しまう前に必ず洗濯して乾かしてください。

皮脂や汗が残ったまま密閉すると、取り出したときに黄ばみやにおいの原因になります。

圧縮袋と衣類の防虫剤は同時に入れてよいか

衣類用の防虫剤は、エステーによるとピレスロイド系・パラジクロルベンゼン・ナフタリン・しょうのうの4つに分かれます。

このうちピレスロイド系は無臭で、どの薬剤とも併用できるとされています。

一方、パラジクロルベンゼン・ナフタリン・しょうのうを使った製品同士を併用すると、溶けて衣類にシミができることがあるとエステーは説明しています。

すでに衣装ケースに別の防虫剤を使っているなら、圧縮袋に入れるものと薬剤が重ならないか確認してください。

そもそも密閉した圧縮袋は虫の侵入経路が少ない状態です。

それでも入れるなら、衣類に直接触れない位置に置き、袋のファスナーやバルブを傷めないよう硬い角が当たらないようにしてください。

薬剤の種類ごとの使い分けは衣類の防虫剤の選び方で解説しています。

なお、防虫剤の有効期間は製品ごとに違い、圧縮袋の中に入れた場合の持ちについては公表された情報がありません。交換時期はパッケージの表示に従ってください。

選び方を間違えると起きる失敗と、その避け方

買ったあとに困る事例で多いのは、空気が抜けたはずの袋が数日で戻っているというものです。

ファスナーの噛み込みか、スライダーを最後まで往復させていないことが原因になります。

閉じたあと指で全長をなぞって、途中に生地が挟まっていないか確かめてください。

次に、圧縮しすぎてケースに入らないという逆の失敗があります。

空気を抜くと袋は薄く広がるため、高さは下がっても面積は増えます。

引き出しの幅より袋が大きいと、詰め込んだ結果、角が折れて袋に負担がかかります。

取り出す段階では、封を開けた衣類が一気に膨らんで元のケースに戻らないという状況が起きます。

しまうときに使っていた袋を捨てず、翌シーズンまで残しておくと、出し入れのたびに買い足さずに済みます。

衣替えの前後で出しやすくする入れ方は衣替えの収納のコツで解説しています。

よくある質問

衣類用の圧縮袋は何年くらい使い回せますか

製品ごとに耐久性が違うので年数の断定はできません。

判断の目安になるのは、ファスナー部分のかみ合わせとバルブの弁の状態です。

閉じたのに数時間でふくらむ、ファスナーのスライダーが固くなって動かないといった状態になったら、そのまま長期保管に使うと空気が入ります。

掃除機を使うと袋が破れることはありますか

袋そのものより、中身の衣類に付いたファスナーやボタン、ブローチのような硬い突起が当たって穴が開くことがあります。

金具は内側に折り込むか、袋の端に来ないよう配置してください。

吸引中に袋が急に引かれると角に力がかかるので、ノズルを当てながら袋を手で支えてください。

ダイソーなどの圧縮袋でも衣類に使えますか

薄手の衣類をまとめる用途であれば使えます。

サイズ展開と想定している中身が製品ごとに違うため、ダウンや厚手のコートを入れる場合は袋の耐えられる厚みを確認してください。

取扱いは店舗や時期で変わります。

サイズ展開と向いている中身はダイソーの圧縮袋は布団に使える?で解説しています。

ぬいぐるみやマットレスも同じ袋でいけますか

中身の性質が衣類とは違うので、専用に近いものを選んでください。

ぬいぐるみは綿の戻り方が素材で変わりますし、マットレスは厚みと芯材の種類によって圧縮できるかどうかが分かれます。

判断の目安はぬいぐるみを圧縮袋に入れる時の注意とマットレスは圧縮袋に入る?で解説しています。

まとめ

衣類用の圧縮袋は、掃除機を使えるかどうかで最初にタイプが絞れ、そのあとは収納する引き出しやケースの内寸から袋のサイズを逆算すれば、買ってから入らないという失敗を避けられます。

羽毛や起毛したコートのように、つぶすと戻りにくい素材は圧縮袋に回さず、通常の収納にしておくほうが衣類を傷めません。

防虫剤を一緒に入れるなら、すでに使っている薬剤と種類が重ならないかを先に確かめてください。

ぜひ本記事のタイプ別早見表と、収納場所から逆算するサイズの考え方を参考に、手持ちの衣類と収納スペースに合う1枚を選んでください。

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