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人工芝の下に防草シートは必要?一体型との使い分けも紹介

人工芝の下に防草シートは必要?一体型との使い分けも紹介

人工芝には水を抜くための小さな穴が等間隔で空いているので、光と水は下の地面まで届きます。下地を作らずに敷くと、その穴やパネルのジョイント部、端の押さえきれていない部分から、スギナやチガヤのような細い草が伸びてきます。

やり直しが難しいのは、人工芝を敷いたあとでは草を抜けないからです。

1枚ずつピンを外してめくる作業になり、ピンを抜いた穴がまた雑草の通り道になります。

下に入れる防草シートは、厚手の不織布タイプを人工芝の寸法より広めに取り、継ぎ目を重ねて敷くのが基本の形です。

本記事では、人工芝の下で雑草が出てくる場所・厚手の不織布を選ぶ理由・敷く順番とピンの打ち方・春に作業する利点を解説します。

すまいの四季 編集部

結露・すきま風・凍結・雪・雑草・虫・暑さ・台風まで、季節ごとの住まいの困りごとを市販のグッズで手当てする方法をまとめています。製品の仕様はメーカー公式と公的機関の情報で確認し、確認時点を添えて掲載しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

人工芝の水抜き穴とジョイントから、雑草は伸びてきます

庭に敷く人工芝は、雨水を地面へ逃がすために裏面に水抜き穴が開いています。

この穴があるおかげで水たまりができにくくなる一方、地面には水分と、わずかながら光も届きます。

人工芝そのものは遮光の役目も果たしますが、遮れるのはパイル(芝葉)が生えている面だけで、穴の真下と継ぎ目の隙間は別です。

実際に草が出やすい場所は3か所です。

人工芝どうしをつないだジョイント部、花壇やフェンスに接する端、そして固定用ピンを打った穴のまわりです。

いずれも下地の防草シートが切れているか、隙間ができている箇所と重なります。

地下茎(ちかけい)で横に広がるスギナやチガヤは、わずかな隙間を見つけて上へ伸びます。

人工芝のパイルの間から細い茎が出ていたら、地面側で何かが通り抜けたと考えてください。

庭全体の雑草対策をどう組むかという段階から迷っている場合は、庭の雑草対策まとめで防草シート・砂利・除草剤の使い分けを解説しています。

人工芝の下に敷く防草シートは、厚手の不織布タイプが基本です

織り方の違いが、貫通しやすさの違いになる

市販の防草シートは、繊維をランダムに絡めて圧着した不織布タイプと、糸を縦横に織った織布タイプの2タイプに分かれます。

織布は糸と糸の間に規則的な目があるため、地下茎の先端がその目に入り込むと押し広げられます。

不織布は繊維の向きが不規則で、目に沿って抜けていく通り道ができにくい作りです。

人工芝の下は一度敷いたら10年近く触らない場所になりやすいので、後から手を入れられない前提で厚手の不織布を選ぶほうが無理がありません。

厚みや製品ごとの差は防草シートの選び方で、ザバーンと安価品の違いを含めて解説しています。

透水性を落とすと、人工芝の下が湿ったままになる

もうひとつ外せない条件が水を通すことです。

人工芝の水抜き穴から落ちた雨水は、防草シートを抜けて地面に吸われます。

ここで水を通さない素材を敷くと、人工芝の裏側に水が溜まり、砂や泥が流れずに残って、においやカビの原因になります。

人工芝の下という条件では、遮光性と透水性の両方が書かれている製品を選んでください。

紫外線にさらされない分、耐候性の要求は下がる

砂利の下や露出した状態で使う場合と違い、人工芝の下のシートは直射日光をほとんど受けません。

劣化の主因である紫外線が当たらないため、同じ製品でも露出使用より条件は穏やかになります。

ただしこれは「薄くてよい」という話ではなく、貫通と踏圧に耐える厚みは別に必要です。

防草シートは何年もつのかで、半永久タイプの表記と耐用年数の読み方を解説しています。

薄い織布や、ブルーシートでの代用は人工芝の下では裏目に出ます

安く済ませたい場面でよく候補に挙がるのが、ホームセンターの薄い織布シートとブルーシートです。どちらも人工芝の下には向きません。

薄い織布は、ピンを打った瞬間に織り目が裂けることがあります。

人工芝はシートより多くのピンで留めるので、穴の数がそのまま弱点の数になります。

ブルーシートは水を通さないため、先に書いた湿気と泥の問題が起きます。

砂利の下に少しだけ敷くのと、人工芝を上に固定して長く放置するのは、同じシートに求める条件が違うと考えてください。

100均の防草シートも、面積が小さく数年で張り替える前提なら選択肢になりますが、人工芝の下という「めくれない場所」とは相性がよくありません。どこまでが許容範囲かは100均の防草シートは使えるのかで、ダイソー品と専用品の境目を解説しています。

防草シートを敷く順番は、草刈り・根の除去・整地のあとです

下地の凹凸は、人工芝を敷くと直せない

作業の順番は、雑草を刈る、根と石を取り除く、地面を平らにならして踏み固める、防草シートを敷く、人工芝を並べる、ピンで留める、という流れになります。

地面の凹凸を残したまま進めると、人工芝の表面に波が出て、歩いたときに沈む箇所ができます。

人工芝を留めたあとで地面をならすには全部めくるしかないので、整地は先に済ませてください。

下地処理の細かい手順は防草シートの正しい貼り方で、ピンの間隔まで含めて解説しています。

継ぎ目は重ね、人工芝のジョイントとずらす

シートは切り詰めるのではなく、隣とはっきり重ねて敷きます。

重なりが足りないと、そこが1本の線状の隙間になります。

加えて、シートの継ぎ目と人工芝のジョイント部が同じ位置に来ないように配置をずらしてください。

両方の隙間が重なった場所は、雑草にとって最も抜けやすい地点になります。

壁や花壇との境界は、シートを数センチ立ち上げてから人工芝で押さえると、端からの侵入を減らせます。

人工芝と防草シートは、春のうちに敷くと作業量が減ります

敷く時期で作業量が変わります。

雑草が伸びきる前の春なら、刈る量が少なく、根も浅いうちに抜けます。

夏まで放置した庭では、まず草刈りが半日仕事になり、刈った草の処分も増えます。

春先に地面がまだ湿っているうちは根を抜きやすいという利点もあります。

真夏の作業は避けたほうが現実的です。

人工芝は日射で表面温度が上がり、下地作業では地面に近い姿勢を長く続けます。

気温の高い時期に屋外で長時間作業すると体調を崩すおそれがあるので、朝夕の涼しい時間に区切って進め、体調に不安がある場合は医療機関に相談してください。

もう一点、人工芝の施工は面積が広いほど資材の入手に時間がかかります。人工芝とシートを別々に買うと幅が合わないことがあるため、シートの幅を先に決めてから人工芝のロール幅を合わせるほうが、余りと継ぎ目を減らせます。

ピンの数を減らせば、防草シートに開ける穴も減ります

人工芝は風でめくれないよう、周囲とジョイント部を中心にピンで留めます。

このピンは人工芝と防草シートの両方を貫いて地面に刺さるので、打った数だけシートに穴が開きます。

穴そのものをゼロにはできませんが、必要な位置に絞って打つことで数は抑えられます。

ピンの選び方でも差が出ます。

細くて短いピンは抜けやすく、抜けた穴が広がったまま残ります。

地面が砂利混じりの硬い下地なら太めのU字ピン、土が柔らかい場所では長めのものが向きます。

人工芝とシートを貫通させる前提なので、人工芝の厚み(パイルの長さと基布の厚さ)を足した長さが地面に十分入るかを確認してください。

間隔と打ち方の目安は防草シートのピンの選び方で、抜けない打ち方まで解説しています。

なお、ピンの上に人工芝のパイルをなでつけて頭を隠すと、見た目が整うだけでなく、ピン頭に足を引っかけにくくなります。

よくある質問

人工芝を敷くなら防草シートは省けますか

省くと、水抜き穴とジョイントから雑草が伸びてくる可能性が高くなります。

人工芝のパイルは光をある程度遮りますが、穴と継ぎ目は遮れません。

人工芝を敷いたあとは草を抜くためにめくる作業が必要になるため、下に敷いておくほうが手間が少なくて済みます。

防草シートは人工芝の上に敷くのですか、下に敷くのですか

下に敷きます。

地面、防草シート、人工芝の順で重ね、上からピンで一緒に留めます。

上に敷くと見た目も踏み心地も損なわれ、透水も妨げます。

防草シートの上に砂や砂利を入れる必要はありますか

人工芝の下では必須ではありません。

水はけが悪い土の庭では、整地の段階で砂や細かい砂利を入れて平らにし、その上にシートを敷く方法が取られます。

人工芝の種類によっては充填用の砂を上から入れる製品もあるので、購入した人工芝の説明書きに従ってください。

厚いシートと薄いシート、どちらの品番を選べばよいか分かりません

人工芝の下は敷き直しが難しい場所なので、貫通に強い厚手側を基準にしてください。製品名で候補が絞れている場合は、ザバーンの防草シートは何が違うのかで240と350の選び分けを解説しています。

賃貸のベランダに人工芝を敷く場合も防草シートは要りますか

コンクリートの床には雑草が生えないため、防草シートの役目はありません。

ベランダで気をつけるのは排水口をふさがないことと、下に湿気がこもらないようにすることです。

原状回復を考えると、ジョイント式で外せるタイプのほうが扱いやすくなります。

まとめ

人工芝の下に入れる防草シートは、透水性があって貫通に強い厚手の不織布タイプを選び、継ぎ目を重ねて、人工芝のジョイントとずらして配置するのが基本の組み方です。薄い織布は多数のピンで裂けやすく、ブルーシートは水を通さないため、どちらも上に人工芝を固定する場所には向きません。

敷く時期は、雑草が浅く小さいうちの春が作業しやすく、夏になると草刈りと暑さの負担が一気に増えます。ぜひ本記事の敷く順番と厚手の不織布を選ぶ理由を参考に、めくり直さずに済む下地を作ってください。

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