SHARE:

結露取りワイパーの選び方|スクイージーとの違いと使い方

結露取りワイパーの選び方|スクイージーとの違いと使い方

朝カーテンを開けると、窓の下枠に水が細い線になってたまっています。結露取りワイパーを選ぶときに最初で分かれるのは、ゴムブレードで水を落とすだけのスクイージー型か、集めた水をその場でタンクに受ける一体型かという点です。

タンクがなければ落ちた水は下枠から床へ向かうので、雑巾を1枚下に敷いて受ける前提になります。

窓が2枚、3枚と増えるほど、この差がそのまま毎朝の作業時間の差になります。

本記事では、タンクの有無で変わる使い勝手・型板ガラスで水が残る理由・買う前に測る3か所を解説します。

「結露取りワイパー」はどれを選ぶ?

すまいの四季 編集部

結露・すきま風・凍結・雪・雑草・虫・暑さ・台風まで、季節ごとの住まいの困りごとを市販のグッズで手当てする方法をまとめています。製品の仕様はメーカー公式と公的機関の情報で確認し、確認時点を添えて掲載しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

結露取りワイパー選びで差が出るのは、拭いた水の行き先です

ワイパー本体の性能差より先に決まるのは、かき落とした水をどこで受けるかです。

ブレードだけの製品は水をガラス面から落とすところまでが役目で、落ちた水はサッシの下枠にたまり、枠の水はスポンジや雑巾で吸い取る作業が別に残ります。

タンク一体型は柄の先やヘッドの下に水受けが付いていて、かき下ろした水がそのまま容器に入るため、最後にタンクの水を捨てるだけで終わります。

次に見るのはブレードの幅です。

幅が広いほど一度に下ろせる面積が増えて往復回数が減りますが、窓の端や桟(さん)のある窓では幅が邪魔になって隅の水が残ります。

掃き出し窓のような大きな一枚ガラスなら広いほうが速く、小さな上げ下げ窓や格子で区切られた窓なら狭いほうが取りこぼしが少なくなります。

窓の枚数と大きさを思い浮かべながら、この2つを先に決めてください。

結露取りワイパーは3タイプ|タンク一体・スクイージー単体・電動吸引

市販されている形は大きく3タイプに分かれ、構造の違いがそのまま手間の差になります。

タンク一体型(水受け付きスクイージー)

ヘッドの下やグリップ内に水受けを備えた形で、結露取り用として売られているものの多くがこのタイプです。

かき下ろした水を受けながら動かすため、床にこぼす量を抑えられます。

反面、タンクが満杯になれば途中で捨てに行くことになり、容量の小さいものを大きな窓に使うと往復が増えます。

スクイージー単体型(ゴムブレードのみ)

浴室用や車用と同じ構造で、ゴムのブレードで水を掃き落とすだけの形です。

軽くて薄く、収納場所を取らないうえ、100円ショップで買える範囲にも製品があります。

水の始末は自分でする前提なので、下枠に吸水テープを貼っている家や、下にタオルを敷く手間を気にしない人に向きます。

電動吸引型(充電式のハンディタイプ)

モーターで水を吸い込んでタンクに貯める形で、ブレードで下ろした水をその場で吸い上げます。

窓のほかに洗面台の鏡やテーブルの水こぼしにも使えますが、本体が重くなりがちで、充電と吸込口の洗浄という手入れが増えます。

窓が多い家や、毎朝の拭き取りを短くしたい人向けの選択です。

タイプ別に向いている人・向かない人

同じ「結露を取る」道具でも、適した家の条件はかなり違います。自分の窓の大きさと枚数を当てはめて見てください。

タイプ水の行き先向いている人向かない人
タンク一体型本体の水受けに貯まる窓が複数ある家、床や畳を濡らしたくない人収納場所が狭い人、分解洗浄を面倒に感じる人
スクイージー単体型下枠や床に落ちる小窓が1〜2枚だけの人、吸水テープと併用する人下枠に水をためたくない人、雑巾を毎回洗いたくない人
電動吸引型吸い込んで内部タンクへ窓が多く朝の時間が短い人、鏡や机にも使いたい人軽さを優先する人、充電と洗浄の手間を増やしたくない人

迷ったときは、朝に拭く窓の枚数で決めると外しにくいです。1〜2枚ならスクイージー単体でも回りますが、3枚を超えるあたりから水の始末そのものが負担になるため、タンク一体型か電動吸引型のほうが続きます。

型板ガラスやすりガラスでは結露取りワイパーの当たり方が変わります

ゴムブレードは平らな面に密着して水をせき止める作りなので、表面に凹凸のある型板ガラス(片面が波模様になった不透明ガラス)では線状のすき間ができ、溝に沿って水が残ります。

窓ガラス用の断熱シートでも平滑ガラス用と凹凸ガラス用が別製品として分かれているほど、この差は製品選びに関わります。

凹凸面には、ブレードよりスポンジやマイクロファイバーの面で吸わせるほうが取りこぼしが少なくなります。

両面が使えるヘッドや、スポンジ付きの製品を選ぶと使い回せます。

拭いても拭いても水が減らない場合は、ガラスとガラスの間で結露している可能性もあります。ペアガラスの内部が曇っているなら室内側を拭いても水は消えないので、ペアガラスの内部結露の見分け方で解説している症状と照らし合わせてから道具を買ってください。

買う前に測るのは窓の幅・下枠の奥行き・手が届く高さ

失敗の多くは、寸法を見ないまま売り場の見た目で選んだときに起きます。測るのは3か所です。

窓の幅

一枚のガラスの横幅。ブレード幅がこれを大きく超えると、桟や枠に当たって端まで下ろせません

下枠の奥行き

サッシの手前側にある平らな部分の幅。タンク付きヘッドは厚みがあるため、奥行きが狭いとヘッドが浮いて最後の数センチが拭けません

手が届く高さ

踏み台なしでガラス上端に届くか。届かない窓があるなら、柄が伸びる製品か継ぎ柄付きを選びます

高い位置の窓を無理な姿勢で拭くのは危険です。脚立に乗って腕を伸ばすくらいなら、柄の長い製品に替えるか、その窓は吸水シートで受ける方式に切り替えてください。

結露取りワイパーでよくある失敗は、大きい窓に小さいタンク

掃き出し窓のような面積の大きい窓では、一枚分の結露だけでかなりの水量になります。

小さな水受けの製品を使うと、拭いている途中で容量を超えて水がこぼれ、結果として床を拭く手間が増えます。

逆に、小窓だけの家が大型のタンク付きを買うと、重くて取り回しが悪く、朝の数十秒で終わる作業がかえって面倒になります。

もう一つ多いのが、ブレードのゴムが硬い製品を選んで窓に筋を残すケースです。

ゴムが硬いと凹凸やガラスのわずかな反りに追従せず、水が筋になって残ります。

替えブレードが単体で売られている製品なら、へたってきたときに本体ごと買い替える必要がありません。

そして根本的なミスマッチは、結露の量が多すぎる窓に道具だけで立ち向かうことです。

毎朝バケツ一杯に近い水が出るような窓は、拭き取りより先に出にくくする対策のほうが負担が軽くなります。

窓の種類と原因別の切り分けは結露対策の選び方で解説しています。

使ったあとの手入れ|タンクの水とブレードの乾燥

タンクに残った水をそのままにすると、内側にぬめりが出て、においの元になります。

使い終わったらその都度捨て、口の広い製品なら中を水で流して伏せて乾かしてください。

ブレードも濡れたまま吊っておくと接地面に汚れが残るので、軽く振って水を切り、風の通る場所に置くだけで状態が保てます。

拭き取り自体が習慣になっても、サッシのゴムパッキンに黒ずみが出てくることがあります。

ワイパーはガラス面の水を取る道具で、パッキンの溝に入り込んだ水分までは取れません。

黒い点が出始めたら、窓のゴムパッキンの黒ずみ対策で解説している落とし方と予防を合わせてください。

毎朝の手間を減らすなら、水を出にくくする対策と併用する

ワイパーは出てしまった水を片付ける道具で、結露そのものを減らす働きはありません。

窓の枚数が多い家では、拭き取りと発生を抑える対策を組み合わせたほうが朝の作業が短くなります。

ニトムズの結露吸水断熱パネルのように吸水と冷気のブロックを兼ねる製品は吸着式で貼り直しができるので、賃貸でも試しやすい選択肢です。

下枠にたまる水だけを止めたいなら吸水テープ、ガラス面の水滴そのものを減らしたいなら断熱シートという分け方になります。

どちらを選ぶかは吸水シートと断熱シートの比較で解説しています。

窓からの冷気で部屋が寒いという悩みが一緒にあるなら、窓の寒さ対策の使い分けのほうが優先度が高い場合もあります。

よくある質問

浴室用や車用のスクイージーで代用できますか

ガラス面の水をかき落とす動きは同じなので、水の始末を自分でする前提なら代用できます。

ただし浴室用は床の排水口へ水を流す想定で、車用は水が地面に落ちる想定なので、どちらも水受けは付いていません。

室内の窓に使うなら下枠と床に受けるものを用意してください。

100円ショップのものでも足りますか

小窓が1〜2枚で、下にタオルを敷く手間を気にしないなら足ります。

ゴムのしなりや替えブレードの入手性は専門店の価格帯の製品のほうが有利で、窓が多い家では水受けの容量差も作業時間に出ます。

まず安価なもので毎朝の作業量を測り、続けられそうなら容量の大きいものに移るという順序でもかまいません。

結露防止スプレーを使えばワイパーはいらなくなりますか

スプレーは水だれを防ぐ目的の製品です。

アサヒペンの「結露の水だれ防止スプレー 防カビプラス」は水滴を小さく抑えて水だれを防ぐとしており、結露そのものを止める製品ではありません。

効果は永続せず塗り直しが前提なので、拭き取りの道具は手元に置いておくのが現実的です。

使い方の実際は結露防止スプレーの使い方と持続の目安で解説しています。

拭き取るのは朝と夜のどちらがいいですか

水滴が出そろっている朝のうちがまとめて取りやすいタイミングです。

室温が下がる夜のあいだに水滴が育つため、出勤前に一度下ろしておくと日中に垂れた水がパッキンに残りにくくなります。

夜に窓を拭いても、朝までにまた水滴が付くので、二度手間になりやすいです。

まとめ

「結露取りワイパー」はどれを選ぶ?

結露取りワイパーは、ブレードの性能より水の行き先で選ぶ道具です。

窓が1〜2枚ならスクイージー単体、3枚以上あるならタンク一体型、朝の時間が足りないなら電動吸引型という順で候補が絞れます。

型板ガラスにはブレードが密着しないので、スポンジ面を持つ製品を選んでください。

ぜひ本記事の比較表と、窓の幅・下枠の奥行き・手が届く高さという3か所の実測を参考に、自分の窓に合う一本を選んでください。

あなたへのおすすめ