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カビ取りスプレーの選び方|塩素系と非塩素系の使い分け

浴室の天井に黒い点が出ていて、スプレーを買いに行ったら「塩素系」と「非塩素系(酸素系)」、さらにジェルタイプが並んでいます。

選び分けの起点は、そのカビが生えている場所と素材です。

ジョンソンのカビキラーのような塩素系は主成分が次亜塩素酸ナトリウムで、色素を分解する力が強い代わりに、酸性タイプの洗剤や食酢と混ざると有害な塩素ガスが出ます。

この「まぜるな危険」の条件を満たせる場所か、目線より上を塗るだけの余裕があるかで、買うものが変わります。

本記事では、カビ取りスプレーの選び分けで差が出る条件・塩素系と非塩素系とジェルの違い・使う場所別の向き不向き・買ってから気づく失敗を解説します。

すまいの四季 編集部

結露・すきま風・凍結・雪・雑草・虫・暑さ・台風まで、季節ごとの住まいの困りごとを市販のグッズで手当てする方法をまとめています。製品の仕様はメーカー公式と公的機関の情報で確認し、確認時点を添えて掲載しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

カビ取りスプレーの選び方で差が出るのは「場所」と「他の洗剤との関係」

成分表示の比較から入ると遠回りになります。

先に決めるのは、どこに使うのかです。

浴室の床や壁のように水で充分に洗い流せる場所なら、塩素系の選択肢がそのまま残ります。

一方で、水を流せない洗面所の壁、家具の裏、畳やフローリングのように水拭きしかできない場所では、塩素系を選んだ時点で流水で流せないという条件と衝突します。

次に確かめたいのが、同じ場所で他の洗剤を使っているかどうかです。

ジョンソンは、塩素系のカビ取り剤を「酸性タイプ まぜるな危険」の表示がある製品や食酢と混ぜると人体に有害な塩素ガスが発生するとしていて、必ず単独で使うよう案内しています。

別の洗剤を続けて使う場合は、必ず水で充分に洗い流してからにしてください。

浴室に酸性の水垢取りを常備している家では、この手順を守れる段取りが取れるかどうかが、塩素系を使えるかどうかの境目になります。

そして噴射の向きです。

壁や天井など高い所には、柄つきのスポンジなどに液を付けて塗るのがジョンソンの案内する使い方で、目線より上にスプレーしてはいけません。

天井のカビを落としたいのに、スプレーボトルだけを買って帰ると作業が止まります。

カビ取りスプレーは3タイプ|塩素系・非塩素系・ジェルの違い

塩素系スプレー(次亜塩素酸ナトリウム)

次亜塩素酸ナトリウムを主成分とし、成分を安定させるためにアルカリ性にしてあります。

黒ずみの色素そのものに働くため、タイルの目地に沈んだ黒い点のような、こすっても色が残る汚れに向きます。

代償として刺激が強く、換気と保護具が前提になります。

ジョンソンは、戸や窓を開ける・換気扇を回すなどして換気をよくすること、換気扇と同時に窓やドアを2か所以上開けると効率が上がること、目を守るため保護眼鏡やゴーグルを着けることを案内しています。

非塩素系・酸素系のスプレー

塩素のにおいが出にくく、塩素系より使える場所の幅が広い製品が多いタイプです。

ただし色素の分解力は製品によって差があり、黒く定着した部分が残ることもあります。

塩素系との使い分けは、においを出せない室内か、色まで抜きたいかで考えてください。

なお、どちらのタイプでも、落とせるカビの範囲や使える素材はその製品の表示に書かれています。

パッケージ裏の「使えないもの」の欄を買う前に読んでください。

ジェル・泡で留まるタイプ

垂直面や天井では、液状のスプレーは吹いた直後に流れ落ちて、カビに触れている時間が短くなります。

ジェルや粘度の高い泡は同じ場所にとどまるため、目地やゴムパッキンの黒い線を狙い撃ちできます。

100均でも手に入る範囲の道具ですが、向いている場所と注意点はダイソーのカビ取りジェルの使いどころで解説しています。

カビ取りスプレーのタイプ別|向いている人と向かない人

タイプ特徴向いている人向かない人
塩素系スプレー次亜塩素酸ナトリウムが主成分でアルカリ性。色素に働く。単独使用が前提浴室の床・壁・目地など、作業後に水で充分に流せる場所を掃除する人水を流せない室内、酸性洗剤を続けて使う段取りが取れない人
非塩素系・酸素系スプレー塩素のにおいが出にくく、使える場所の表示が広い製品が多い洗面所や居室など、においと換気に制約がある場所で使う人黒く定着した色まで確実に抜きたい人
ジェル・泡タイプ垂直面や天井でも液が流れ落ちにくいゴムパッキン・目地の黒い線をピンポイントで狙う人浴室の床全面など広い面積を一度に処理したい人
柄つきスポンジ+液スプレーせずに塗る。目線より上の作業に使う浴室の天井や壁の上部を掃除する人狭いすき間だけを処理したい人

表の4つは排他ではありません。

浴室をひととおり片づけるなら、床と壁下部は塩素系スプレー、パッキンはジェル、天井は柄つきスポンジという組み合わせが現実的です。

買う本数を1本に絞ろうとすると、どこかで作業が止まります。

カビ取りスプレーを選ぶときの失敗|家中に1本で足りると考える

浴室で使えた塩素系スプレーを、そのまま寝室のマットレスや窓際のカーテンに使おうとする流れが、いちばん戻りにくい失敗です。

衣類や寝具に使えるかどうかはメーカーの表示に委ねられていて、使用できない製品もあります。

寝具は水で洗い流せず、内部に薬剤が残ると乾かす工程で困ります。

マットレスの場合は素材別に可否が変わるので、マットレスへのカビ取りスプレーの可否と手順で解説しています。

床も同じです。

フローリングはワックス層があるため、強い薬剤で表面が白く曇ることがあり、畳は水分が中に残ります。

素材ごとの手順は畳とクッションフロアで変わる床のカビの取り方とワックスを溶かさないフローリングのカビの取り方で解説しています。

エステーは、除湿剤の周りにカビが出た場合の手当てとして、木材など柔らかい部分にはカビ取り剤を吹きかけて少し置いてから拭き取り、硬い部分はエタノールで拭き、いずれも強く擦らないという方法を案内しています。擦って表面を荒らすと、次に生えたときの手入れがさらに難しくなります。

買う前に確認する3点|表示・換気・保護具

確認するのは3点です。

1つ目は製品の表示で、「使えないもの」の欄に自分が使いたい素材が入っていないかを見てください。

2つ目は換気の条件で、作業する部屋に開けられる窓やドアが2か所以上あるかを見ます。

換気扇と同時に2か所以上開けると換気の効率が上がるとジョンソンは案内しているので、窓が1か所しかない浴室ではドアも開けて脱衣所側の窓まで通す形を考えてください。

3つ目が保護具です。

目を守るための保護眼鏡やゴーグルは、カビ取りスプレー本体と別売りになります。

ゴム手袋も同様で、スプレーだけ買って帰ると、天井や壁の上部の作業を後日に回すことになります。

柄つきのスポンジも一緒に揃えておくと、目線より上にスプレーせずに済みます。

詰め替えと使い切りの考え方

塩素系のカビ取り剤は、開封後に成分が徐々に変わっていきます。

年に一度しか使わない家では、大容量を買うより使い切れる量を選ぶほうが、次のシーズンに「効きが鈍い気がする」と悩まずに済みます。

残った分は他の洗剤と隣り合わせにせず、酸性タイプの製品とは離して保管してください。

カビが取れても色が残る場合の見極め

スプレーで表面のカビが落ちたのに黒さが残ることがあります。

素材の内部まで菌糸が入っている場合、表面を処理しても色は抜けません。

木部やパッキンの奥に入り込んだ黒ずみは、薬剤を追加しても同じ結果になることが多く、パッキンなら部材の交換、板材なら塗り直しという別の手段に切り替える判断が必要になります。

寝具は判断がさらに難しく、内部に広がっていると表面の処理では収まりません。

買い替えに切り替える目安はマットレスのカビはどこから買い替えかの判断の目安で解説しています。

洗える生地なら洗濯が優先になる場合もあり、カーテンについては洗える生地と洗えない生地の見分け方で解説しています。

よくある質問

塩素系のカビ取りスプレーと酸性の洗剤を、続けて使ってもいいですか

間に水での洗い流しを入れてください。

ジョンソンは、別の洗剤を続けて使う場合は必ず水で充分に洗い流してから使うよう案内しています。

洗い流さずに重ねると、人体に有害な塩素ガスが発生する恐れがあります。

食酢も同じ扱いで、混ざらないようにしてください。

浴室の天井のカビに、スプレーを直接吹きかけてもいいですか

目線より上にはスプレーしないでください。

壁や天井など高い所には、柄つきのスポンジなどに液を付けて塗る方法がジョンソンから案内されています。

落ちてきた液が目や顔に入るのを避けるためで、保護眼鏡やゴーグルも併せて着けてください。

換気扇を回していれば窓は閉めたままで大丈夫ですか

換気扇と同時に窓やドアを2か所以上開けると換気の効率が上がります。

窓が1つしかない浴室では、入口のドアを開けて脱衣所や廊下側まで空気の通り道を作ってください。

閉め切った状態での作業は避けます。

マットレスや布団のカビにも使えますか

使えるかどうかはメーカーの表示によります。

衣類や寝具への使用可否は製品ごとに定められているため、パッケージの記載を確認してください。

寝具は水で洗い流せず、薬剤が内部に残ると乾かす工程で困ります。

体調に関わる症状が出ている場合は、自己判断で作業を続けず、医療機関に相談してください。

まとめ

カビ取りスプレーは、成分の強さで順位を付けるものではなく、使う場所の条件で選び分けるものです。

水で充分に洗い流せる浴室の床や壁なら塩素系が使え、水を流せない室内では非塩素系や別の手当てに切り替えます。

天井やパッキンのように液が流れ落ちる場所では、ジェルや柄つきスポンジのほうが目的に合います。

そして塩素系を選ぶなら、酸性タイプの洗剤や食酢と混ぜないこと、換気を2か所以上で取ること、保護眼鏡を別に用意することが同時に必要になります。ぜひ本記事のタイプ別比較表と「買う前に確認する3点」を参考に、自宅のカビが出ている場所に合う1本を選んでください。

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