SHARE:

ベランダのサンシェードの付け方|風対策と外壁を傷めない固定

ベランダのサンシェードの付け方|風対策と外壁を傷めない固定

ベランダ側の窓にレースカーテンを引いても、午後になると部屋の奥まで熱がこもります。

その熱の多くは、ガラスに直接当たる日差しと、コンクリート床やアルミ手すりからの照り返しで生まれています。

窓の外、つまりベランダ側で先に日をさえぎれるかどうかで、同じ部屋でも昼過ぎの体感が変わります。

タカショーのクールシェードはポリエチレン製で、エアーというタイプの紫外線遮断率を約85%としており、アルミハトメとポールポケットが付いてサイズと色の展開が多い製品です。

ただしベランダは風が回り込む場所なので、面が大きいほど固定の条件も厳しくなります。

本記事では、ベランダで熱がたまる仕組み・風を逃がす張り方・手すりや壁への固定と採寸・台風前の片づけ方を解説します。

すまいの四季 編集部

結露・すきま風・凍結・雪・雑草・虫・暑さ・台風まで、季節ごとの住まいの困りごとを市販のグッズで手当てする方法をまとめています。製品の仕様はメーカー公式と公的機関の情報で確認し、確認時点を添えて掲載しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

ベランダの熱は、日差しと床の照り返しで二重にたまります

南向きや西向きのベランダでは、午後にコンクリートの床が熱を持ち、アルミの手すりが光を反射するため、窓ガラスには上からの直射と下からの照り返しが同時に当たります。ガラスが温まると、カーテンを閉めていても室内側のガラス面から熱が伝わってきます。

室内のカーテンは、日差しがガラスを通って部屋に入ったあとの位置でさえぎる道具なので、熱の入口をふさぐ働きはしません。

屋外側にサンシェードを張れば、ガラスに光が当たる量そのものを減らせます。

とはいえ窓の向きと階数で効き方は変わり、東向きの窓は朝しか日が入らないため、同じ面積を覆っても体感の差は小さくなります。

室内側の手当てと組み合わせたい場合は、遮熱カーテンとレースの重ね方で室内側だけでできる範囲を解説しています。

ベランダのサンシェードは、窓をどこまで覆えるかで選びます

数値より先に、覆う範囲を決める

遮光率や紫外線遮断率の数字は製品選びの材料になりますが、ベランダでは覆いきれていない部分から光が回り込むほうが結果を左右します。

掃き出し窓の上半分だけを覆っても、午後の低い西日は下から入ってきます。

手すりの上端から軒下や物干し竿まで、斜めに張って窓全体を日陰に入れられるかを先に考えてください。

サイズと遮光率の読み方そのものは日除けシェードのサイズと遮光率の選び方で解説しています。

素材は織り地のポリエチレンが扱いやすい

市販のシェードはポリエチレンの織り地が主流で、タカショーのクールシェードも同素材です。

織り地は目のすき間から風と光をいくらか通すので、完全な日陰にはなりませんが、面で風を受け止めにくくなります。

ベランダのように風が回り込む場所では、この通気が固定の負担を軽くします。

風が抜けないサンシェードは、ベランダでは裏目に出ます

ベランダは建物の壁に沿って風が走る場所で、階数が上がるほど吹き上げも強くなります。

完全に風を通さない厚手の生地を隙間なく張ると、シェード全体が帆のようになり、力がハトメと固定具の数点に集中します。

フックが抜けたり、生地の角が裂けたりするのはこの掛け方です。

対策は、下端を必ず固定して、あおられてバタつく状態を作らないことです。

手すりにひもで結ぶ、重みのあるプランターに通す、といった方法で二辺以上を押さえます。

それでも強い風の日は、生地の張力よりも固定点の強度が先に限界を迎えます。

日陰の濃さを優先して密度の高い生地を選ぶなら、そのぶん取り外しやすい掛け方にしておいてください。

ベランダのサンシェードの採寸は、固定点の距離から逆算します

先に測るのは、上側を留める2点の間隔と、その位置から下端を留めたい場所までの距離です。

窓のサイズをそのまま買うと、斜めに張ったときに長さが足りません。

上辺の幅は固定点の間隔より少し狭いものを選び、残りをひもで詰めるほうが張りを出しやすくなります。

ハトメの位置と数、ポールポケット(上辺や下辺に筒状の袋があり、竿やポールを通せる作り)の有無も確認してください。

物干し竿を通して使うつもりなら、ポケット付きのほうが力が一点に集まりません。

賃貸で壁にねじを打てない場合は、サッシ枠に噛ませるフックや、突っ張り棒を使う方法があります。

壁を傷つけない固定の具体例は外壁に穴を開けないサンシェードの固定方法で解説しています。

設置作業そのものは真夏の日中を避けてください。

手すりに乗ったり、不安定な脚立で高い位置に手を伸ばしたりする作業は転落の危険があります。

暑さで気分が悪くなった場合は作業をやめて休み、症状が気になるときは医療機関に相談してください。

サンシェードを出しっぱなしにすると、台風と紫外線で傷みます

強風が来る前に外す

台風や春一番のような強風の予報が出たら、前日までに外して室内に取り込んでください。

フックや金具は残しておき、生地だけを回収すれば再設置は数分で済みます。

外し忘れて破れた生地が飛ぶと、下の階や隣家に被害が出ます。

シーズン終わりは洗って乾かす

ポリエチレンの織り地は紫外線と雨風で少しずつ劣化します。

夏のあいだ張りっぱなしにした生地は、翌年に同じ強度が残っているとは限りません。

秋に外すときは砂ぼこりを水で流し、完全に乾かしてから畳んで保管してください。

畳んだ状態でも、色あせや糸のほつれが出ていれば買い替えの目安になります。

室外機・洗濯物・避難経路との兼ね合いを先に確かめます

エアコンの室外機がベランダにある場合、吹き出し口の正面をシェードでふさぐと、吐き出した熱を室外機が吸い直す状態になります。日陰に入れること自体は室外機にとって不利ではありませんが、風の通り道は空けてください。

洗濯物を干す場所と重なる点も、ベランダならではの悩みです。日陰が広がるほど乾きは遅くなるので、竿の片側だけを覆う、日中は洗濯物側をまくり上げるといった使い分けが現実的です。

集合住宅では、ベランダが避難経路として共用部分に位置づけられていることが多く、隣戸との隔て板の前や避難ハッチの上に物を置かないよう管理規約で決まっている場合があります。

手すりへの固定や外壁への穴あけが禁止されていることもあるため、設置前に規約を確認してください。

窓まわり全体の対策を比べたいときは、窓の暑さ対策の使い分けでシェード・すだれ・フィルムの向き不向きを解説しています。

よくある質問

ベランダにはサンシェードとすだれのどちらが向いていますか

幅の広い掃き出し窓を斜めに覆いたいならサンシェードのほうがサイズを合わせやすく、腰高窓を真上から垂らすだけならすだれでも足ります。

すだれは巻き上げて量を調整できる一方、風であおられやすい点は同じです。

吊るし方の工夫はすだれの掛け方と固定のコツで解説しています。

遮光率が高いほど部屋は涼しくなりますか

光をさえぎる量は増えますが、風を通しにくくなり、ベランダでは固定への負担が大きくなります。

日陰の濃さと風の抜けはどちらかを取る関係にあるので、上階や風の強い立地では通気のある織り地を選んだほうが扱いやすいでしょう。

部屋がどれだけ涼しくなるかは、窓の向き・ガラスの種類・部屋の広さで変わります。

賃貸でも取り付けられますか

壁に穴を開けない方法なら設置できる場合がありますが、ベランダの使い方は管理規約で制限されていることがあります。

手すりへの固定や外観に関わる色の指定がないか、契約書や規約を先に確認してください。

原状回復の面では、サッシ枠に挟むタイプや突っ張り式のほうが跡が残りにくくなります。

雨の日はつけたままで平気ですか

屋外用の生地は雨で壊れるものではありませんが、濡れた生地は重くなり、風を受けたときに固定点にかかる力が増えます。雨だけなら張ったままでも支障はないものの、強風をともなう天気のときは外しておくほうが安全です。

まとめ

ベランダのサンシェードは、窓に日が当たる前にさえぎれる位置に張れるかどうかで結果が決まります。

選ぶときは遮光率の数字より先に、上側の固定点の間隔と、そこから斜めに張って窓全体を覆えるかを測ってください。

ベランダは風が回り込む場所なので、下端まで固定することと、台風の前に外して取り込むことをセットで考えておくと、生地も固定具も長く使えます。

室外機の風の通り道、洗濯物の乾き、集合住宅の避難経路という三つの制約も、設置してから気づくと張り直しになります。ぜひ本記事の採寸の手順と固定の注意点を参考に、自宅のベランダに合うサイズと掛け方を決めてください。

あなたへのおすすめ