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遮熱カーテンは夏に効果ある?レースとの重ね技と選び方

遮熱カーテンは夏に効果ある?レースとの重ね技と選び方

遮熱カーテンを選ぶとき、最初に確かめてほしいのは窓の向きと、カーテンレールの取り付け位置です。

南向きや西向きの掃き出し窓で、レールが天井付けではなく壁付けになっていると、カーテンの上端と壁のすきまから熱を持った空気が室内へ回り込みます。

生地の遮熱性能を示す数値だけを見比べても、この回り込みは減りません。

もうひとつ差が出るのが、同じ「遮熱」表記でも夏の日射を跳ね返す作りと、冬の室温を逃がしにくくする作りでは、生地の構造が違うという点です。

本記事では、遮熱カーテンで差が出る4つの軸・生地タイプごとの違いと向いている人・失敗しやすい選び方・採寸のやり方を解説します。

すまいの四季 編集部

結露・すきま風・凍結・雪・雑草・虫・暑さ・台風まで、季節ごとの住まいの困りごとを市販のグッズで手当てする方法をまとめています。製品の仕様はメーカー公式と公的機関の情報で確認し、確認時点を添えて掲載しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

遮熱カーテンで差が出るのは生地より「窓まわりの寸法」

売り場では遮光1級・遮熱率といった数字が前面に出ていますが、実際に室温の感じ方を左右するのは、カーテンが窓をどれだけ覆えているかです。

すきまができやすいのは、カーテンの上端と天井のあいだ、両端と壁のあいだ、裾と床のあいだの3か所です。

ここが開いていると、ガラス面で温められた空気がそこを通って室内側へ流れます。

生地が日射を反射しても、暖まった空気の通り道が残っていれば体感は変わりにくくなります。

次に見るのが、窓の向きと日が差す時間帯です。

西日が入る窓は太陽高度が低く、日射が横からガラスへ深く入るため、室内側のカーテンだけでは熱を室内に取り込んでから遮る形になります。

真上から光が入る南向きの窓とは条件が違うので、西向きの窓では屋外側での日射カットとの併用も検討してください。

窓の外側で日射を遮る方法は窓の暑さ対策の使い分けで解説しています。

残る軸は、賃貸で原状回復が必要かどうかと、通年で使うか夏だけ掛け替えるかです。

レールを増設せず既存レールに掛けられるものを選べば、壁に穴を開けずに済みます。

夏だけ使うなら、収納しやすい薄手の生地のほうが翌年も扱いやすくなります。

遮熱カーテンの生地タイプは大きく3つ

樹脂コーティング・アルミ蒸着タイプ

生地の裏側に樹脂やアルミの層を付け、日射を反射させる作りです。

層がある分だけ生地が重く、たたんだときの厚みも出ますが、光を通しにくいので遮光性も高くなる傾向があります。

裏面が白っぽいものは屋外から見たときの色が揃いやすく、マンションの外観規定がある物件でも使いやすいです。

反面、コーティング層は折り目がつくと跡が残りやすく、洗濯表示で手洗い不可や洗濯不可になっている製品もあります。

高密度織り・特殊糸タイプ

コーティングに頼らず、糸の太さや織りの密度、断面形状の工夫で日射を通しにくくした生地です。

コーティング層がないため生地が比較的やわらかく、洗える製品が多いのが特徴です。

そのかわり、同じサイズなら反射タイプより光を通すので、日中でも部屋を暗くしたい人には物足りなく感じられます。

寝室ではなくリビングで、明るさをある程度残したまま熱だけ抑えたい場合に向きます。

ミラーレース・遮熱レースタイプ

ドレープカーテンの内側に掛けるレース側で日射を抑えるタイプです。

昼間はカーテンを開けて過ごす部屋では、ドレープを閉め切るより現実的な選択肢になります。

外からの視線を遮るミラー加工と組み合わせた製品が多く、日中は視線対策も兼ねられます。

ただし夜に室内の照明を点けると、ミラー加工は逆に室内が見えやすくなるので、夜間はドレープ側も閉めてください。

タイプ別に見る向いている人・向かない人

どのタイプを選ぶかは、その部屋で昼間どう過ごすかで決まります。寝室のように暗さを優先する部屋と、リビングのように明るさを残したい部屋では、同じ窓の向きでも答えが変わります。

タイプ作りの特徴向いている人向かない人
樹脂コーティング・アルミ蒸着裏面に反射層。生地が厚く重い。遮光性も高い傾向西日の入る寝室。昼間も暗くしたい部屋こまめに洗いたい人。生地の軽さを重視する人
高密度織り・特殊糸コーティングなし。洗える製品が多いリビングなど明るさを残したい部屋。洗濯頻度が高い家庭遮光を最優先する人
遮熱ミラーレースレース側で日射と視線を抑える昼間ドレープを開けて過ごす部屋。1階で視線が気になる窓夜間の視線対策だけを求める人

ひとつの窓で1タイプに絞る必要はありません。遮熱レースを常設しておき、日差しが強い時間帯だけドレープを閉じる組み合わせにすると、明るさと室温のどちらも極端に振れずに済みます。

遮熱カーテンでよくある3つの失敗

いちばん多いのが、既製サイズの丈をそのまま買って裾が床から浮くパターンです。

掃き出し窓で裾が10cm浮いていると、そこから冷えた空気が抜け、暖まった空気が入る流れができます。

腰高窓でも、窓枠より15〜20cm長く下げたほうが窓下からの回り込みを抑えられます。

次に、レールの上端があいたままのケースです。

壁付けレールでは、カーテンと天井のあいだに5cm前後のすきまが残ることがあります。

カーテンボックスがない場合は、レールの上を覆うカバーや、天井まで届く丈のカーテンで塞いでください。

3つ目は、遮光等級と遮熱を同じものと考えて選んでしまうことです。

遮光は可視光を通さない度合いを表す指標で、熱の伝わりにくさとは別の話です。

遮光1級でも裏面に反射層がなければ、生地自体が日射で温まり、その熱が室内へ放たれます。

パッケージでは遮光等級と遮熱に関する表記を分けて確認してください。

遮熱カーテンの採寸は幅・丈・レール形状の順で測る

幅はカーテンレールの左右の固定具(キャップストップ)の内側で測り、両開きなら実寸に対して1.05倍前後を目安にした製品を選びます。既製品は100cm幅・150cm幅といった刻みで売られているので、実寸がその中間になったときは大きいほうを選び、たたみ代でおさめるほうがすきまは減らせます。

丈は、レールのランナー(カーテンフックを引っかける輪)の下端から測ってください。

窓枠の上から測ると、フック分の数センチが足りなくなります。

掃き出し窓は床から1cm程度上、腰高窓は窓枠の下から15〜20cm下が一般的な目安です。

レール形状も先に確認します。

機能レールならAフック・Bフックの選択で上端の位置が変わり、Bフックを選ぶとレール本体が生地に隠れて上のすきまが小さくなります。

装飾レールの場合はランナーが露出する作りなので、Aフックが基本です。

ここを間違えると、丈が合っていても見た目と気密の両方が崩れます。

室内のカーテンだけで足りない窓は屋外側と併用する

室内側のカーテンは、日射がガラスを通過して室内に入ったあとに遮る位置にあります。

生地で反射した熱の一部は窓とカーテンのあいだにこもり、その空気が上下のすきまから室内へ回ります。

日射が強い西向きの窓や、ガラス面積の大きい掃き出し窓では、これが体感差として残ります。

屋外側で遮ると、熱がガラスに届く前に減らせます。

タカショーのクールシェードはポリエチレン素材で、エアーは紫外線遮断率約85%とされ、アルミハトメとポールポケットが付いているためベランダの手すりや軒下に張りやすい作りです。

サイズと色の展開が多く、窓の大きさに合わせて選べます。

取り付け位置の考え方は日除けシェードの選び方で解説しています。

ベランダがなく、シェードを張る場所が取れない窓なら、すだれのほうが扱いやすい場合があります。

掛け方の違いはすだれを窓の外に吊るす掛け方で解説しています。

外壁に穴を開けたくない賃貸での固定方法は外壁に穴を開けないサンシェードの取り付け方で解説しています。

遮熱カーテンとフィルム・網戸の役割は分けて考える

窓ガラスに貼る遮熱フィルムは、カーテンと違って開け閉めの動作に関係なく効き続けます。

窓を開けて風を通したい時間帯が長い部屋では、カーテンを開けても日射対策が残るこの点が利点になります。

ただしガラスの種類によっては熱割れの恐れがあり、網入りガラスや複層ガラスには使えない製品があるので、購入前に対応ガラスを必ず確認してください。

フィルムとカーテンの使い分けは窓の遮熱フィルムと断熱フィルムの違いで解説しています。

網戸は日射を遮る道具ではありませんが、カーテンを開けて通風する運用にするなら、網の状態が前提条件になります。

破れやサッシとのすきまがあると虫が入るため、窓を開けにくくなります。

張り替えや後付けの選択肢は網戸の困りごとまとめで解説しています。

よくある質問

遮熱カーテンを閉めれば冷房が効きますか

室温の感じ方は、窓の向き・ガラスの種類・部屋の広さ・冷房の能力で変わるため、どの家でも同じ結果になるとは言えません。

日射がガラスから直接入る時間帯に閉めておくと、床や家具が温められにくくなるという声は多く見られます。

一方で、カーテンの上下左右にすきまが残っていると変化を感じにくくなります。

遮光カーテンがあれば遮熱カーテンは要りませんか

遮光は光を通さない度合い、遮熱は熱の伝わりにくさを指す別々の話です。

遮光1級でも裏面に反射層がない生地は日射で温まり、その熱が室内側へ放たれます。

パッケージで両方の表記を確認してください。

既存のカーテンレールにそのまま掛けられますか

フックの形と丈が合えば掛けられます。

機能レールか装飾レールかでAフックとBフックの選択が変わり、Bフックにするとレールが生地に隠れて上のすきまが小さくなります。

レール自体の耐荷重は製品ごとに違うので、コーティングタイプのような重い生地を掛ける前に表示を確認してください。

冬も同じカーテンを使えますか

遮熱をうたう製品でも、夏の日射反射に重点を置いたものと、冬の室温が逃げにくいことに重点を置いたものでは生地の作りが違います。両方の表記がある製品なら通年で使えますが、夏向けの表記しかないものを冬の断熱目的で買うと期待どおりにならないことがあります。

洗えますか

高密度織りのタイプは洗える製品が多く、樹脂コーティングやアルミ蒸着のタイプは洗濯不可や手洗いのみとされている製品があります。コーティング層は折り目やこすれで傷むため、洗濯表示に従ってください。

まとめ

遮熱カーテンは、生地の数値を見比べるより先に、窓の向きとレールの位置、そして上下左右のすきまを確認したほうが選びやすくなります。

暗くしたい寝室ならコーティングタイプ、明るさを残したいリビングなら高密度織りか遮熱レース、昼間もカーテンを開けて過ごす部屋ならレース側で抑える、という分け方が現実的です。

西日が強く入る窓は室内側だけでは限界があるため、シェードやすだれとの併用も考えてください。

ぜひ本記事のタイプ別比較表と採寸の手順を参考に、自分の窓に合う1枚を選んでください。

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