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車のサンシェードの選び方|フロント・サイドの使い分け

車のサンシェードの選び方|フロント・サイドの使い分け

炎天下の駐車場に戻ると、ハンドルもシフトノブも素手で握れないほど熱くなっています。

車用のサンシェードはフロントガラス用だけで傘型・蛇腹(じゃばら)型・吸盤ロール型の3タイプがあり、遮光の素材より先に決まるのは自車のフロントガラスの実寸と、どこで留めるかです。

同じ「軽自動車用」でも縦寸が数cm大きいとサンバイザーで挟みきれず、ダッシュボードの上でずり落ちます。

加えてフロントガラスと運転席・助手席側の窓には可視光線透過率70%以上という保安基準があり、走行中に付けたままにする使い方は想定されていません。

本記事では、3タイプの構造の違い・サイズと固定方法の選び分け・買ってから気づく失敗を解説します。

すまいの四季 編集部

結露・すきま風・凍結・雪・雑草・虫・暑さ・台風まで、季節ごとの住まいの困りごとを市販のグッズで手当てする方法をまとめています。製品の仕様はメーカー公式と公的機関の情報で確認し、確認時点を添えて掲載しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

車のサンシェード選びで最初に決まるのはサイズと固定方法

遮光率やアルミ蒸着の有無から比べ始めると、たいてい選び間違えます。

どれだけ光を遮る素材でも、フロントガラスに密着せず上端が垂れてくれば、垂れた分だけダッシュボードに日が差し込むからです。

まず決めるのは、自車のガラスに収まる寸法と、その寸法を保てる留め方の2つです。

留め方は大きく3つあります。

サンバイザーを下ろして上端を挟むタイプは追加の部品が要らず、ガラスに跡も残りませんが、バイザーの位置とシェードの高さが合わないと使えません。

吸盤で貼るタイプはガラス面のどこでも留められる反面、真夏の車内は高温になり、吸盤が緩んで落ちることがあります。

傘型のように骨で自立させる構造は、上端をバイザーで軽く押さえるだけで形が保てます。

素材の差が出るのはその次です。

表面が銀色のアルミ蒸着面は日射を反射する作りで、裏に発泡材やキルティングの層を重ねた厚手のものほど畳んだときに場所を取ります。

日射は室内に入る前に遮ったほうが熱の入り方が小さくなるという考え方は、家の窓でも同じです。

窓の外側に吊るす前提の道具についてはすだれの選び方と掛け方で解説しています。

フロント用サンシェードは傘型・蛇腹型・ロール型の3タイプ

傘型(アンブレラ式)

日傘と同じ骨組みで開き、開いた面をフロントガラスに立てかけて使います。

開閉が数秒で済み、畳むと細長い棒状になるのでドアポケットや助手席の足元に置けます。

ただし外周が丸みを帯びた形のため、四隅は覆いきれません。

ガラスの角まで完全に隠したい場合は向きません。

蛇腹型(折りたたみ式)

アルミ蒸着のパネルを縦の折り目で畳む構造で、サイズ展開がいちばん細かいのはこのタイプです。

ガラスの形に沿って角まで届き、上端をサンバイザーで挟めばずれにくくなります。

畳んだ姿は平たい板状で、厚手のものは想像より嵩張るので、収納場所を先に決めてから厚みを選んでください。

吸盤ロール型

巻き取り式のスクリーンを吸盤で留めるタイプで、多くは後席の小窓やサイドガラス向けのサイズです。

使わないときは巻き込めるため車内に出しっぱなしにしやすい一方、フロントガラス全面を覆えるほどの幅は一般的ではありません。

フロントの日よけを主目的にするなら、傘型か蛇腹型から選ぶほうが確実です。

サイドとリアの日よけは吸盤式・かぶせ式・車種専用型で分かれる

後席に子どもを乗せる場面で使うのは、走行中も視界を妨げない位置に付けられる小型の日よけです。吸盤式の板状シェードは貼る位置を自由に決められますが、リアガラスは曲面が強く、熱線(デフォッガー)が走っているので、吸盤を熱線に強く押し付ける貼り方は避けてください。

窓枠ごと包むかぶせ式は、伸縮するメッシュ生地をドア窓の上から被せる作りで、吸盤が要らず、窓を少し開けた状態でも使えます。

生地越しに外が見える濃さのものが多く、後席の乗員向けです。

運転席と助手席側は前述の透過率の基準に関わるため、走行中の装着を前提にした製品ではありません。

車中泊や仮眠を想定するなら、車種ごとに窓の型を合わせた専用セットが別にあります。

ガラスと内張りの隙間に押し込んで固定する作りで、全窓を同時に覆えるのが特徴です。

汎用品の寄せ集めより価格帯は上がりますが、隙間からの光漏れは小さくなります。

タイプ別に向いている人と向かない人

同じ「車のサンシェード」でも、毎日の乗り降りで使うのか、週末の長時間駐車で使うのかで適した構造が変わります。下の表は、構造から導ける向き不向きをまとめたものです。

タイプ構造と留め方向いている人向かない条件
傘型骨で自立。上端をバイザーで押さえる1日に何度も付け外しする人。収納場所が細長い隙間しかない人ガラスの四隅まで覆いたい人
蛇腹型パネルを畳む。バイザー挟みまたは吸盤ガラス形状に合わせて隙間なく覆いたい人畳んだ厚みを置く場所がない人
吸盤ロール型巻き取り式を吸盤で留める後席サイドの日差しを抑えたい人フロント全面を覆いたい人
かぶせ式メッシュ窓枠に伸縮生地を被せる窓を細く開けたまま後席の日差しを抑えたい人光を完全に遮りたい人
車種専用セット窓の型に合わせ隙間へ押し込む車中泊・仮眠で全窓を覆いたい人1枚だけ安く済ませたい人
外装カバー型ガラス外側を覆いドアで挟んで固定長時間の屋外駐車が多い人風の強い場所や屋根のない立体駐車場に置く人

外装カバー型は日射をガラスの外で遮る作りのため、室内側に貼るものより熱の入り方を抑えやすい構造です。

反面、強風で煽られて外れる、砂を巻き込んで塗装を擦る、駐車中に外されるといった事情があり、屋外に長く置く前提でしか勧められません。

屋外に布を張るときの風対策という論点は家のベランダでも共通で、ベランダのサンシェードの付け方で解説しています。

サンシェードの失敗は「大きすぎて留まらない」と「センサーに当たる」の2つ

実寸より大きいものを買ってしまう

大は小を兼ねません。

横幅が余るとガラスとダッシュボードの間で波打って浮き、縦が高すぎるとサンバイザーを下ろしても上端が余って前へ倒れてきます。

適合表に自車が載っていても、ガラス形状は年式やグレードで変わることがあるため、載っていた場合でも寸法そのものを確認してください。

フロントガラス上部の機器に干渉する

最近の車はルームミラーの裏に自動ブレーキ用のカメラ、雨滴感知センサー、ETCのアンテナ、ドライブレコーダーが並んでいます。

蛇腹型の上端を押し込むと、これらに当たって角度がずれることがあります。

付けるときは機器を避け、外したあとにカメラやセンサーの前を塞いでいないかを目で確かめてください。

ダッシュボードの上に置いたまま走り出すと視界を妨げるので、乗り込んだらまず外す手順にしておくと安全です。

サンシェードを買う前に測る3か所

メジャーで測るのは横幅・高さ・サンバイザーの位置の3か所です。

横幅はフロントガラス下端(ダッシュボードとの境目)と、目の高さあたりの2か所で測ります。

フロントガラスは上に向かって幅が変わる形が多く、下端だけで判断すると上側が足りません。

高さは運転席側と助手席側の中間で、ガラスの下端から上端まで測ってください。

サンバイザーの位置は、下ろした状態でガラス下端からバイザーの先端まで何cmあるかを測ります。

この値よりシェードの高さが大きく上回ると、挟めずに落ちます。

逆に小さすぎると上に隙間が残り、日が差し込みます。

数値が手元にあれば、商品説明の寸法表記と突き合わせるだけで候補が絞れます。

遮光率の表記も見比べる材料になりますが、表記の基準はメーカーで揃っていません。

家庭用の日除けでは紫外線遮断率を数値で示す例もあり、タカショーのクールシェードはポリエチレン素材で紫外線遮断率約85%(エアー)と公表しています。

数値の読み方については日除けシェードの選び方で解説しています。

使ったあとの畳み方と車内保管で寿命が変わる

アルミ蒸着の表面は折り目の部分から傷みます。

蛇腹型は元の折り目に沿って畳み、違う向きに折らないでください。

傘型は骨を折り畳んでから袋に入れると、生地の端が骨に引っ張られずに済みます。

置き場所も劣化に関わります。

夏の車内は高温になり、吸盤のゴムは硬くなって吸着力が落ち、塩化ビニル製の部品は変形することがあります。

使わない季節はトランクに放り込むのではなく、車から降ろして屋内で保管したほうが翌シーズンまで形を保ちやすいです。

吸盤がガラスに跡を残したときは、乾いた状態でこすらず、ぬるま湯で湿らせてから拭き取ってください。

よくある質問

走行中に付けたままにできますか

できません。

フロントガラスと運転席・助手席側の窓には可視光線透過率70%以上という保安基準があり、視界を妨げる状態での運転は危険です。

後席の窓に付けるタイプでも、ドアミラーや後方の視界を塞ぐ位置は避けてください。

吸盤がすぐ落ちるのはなぜですか

ガラス面の汚れと車内の高温が主な原因です。

貼る前にガラスの内側を拭き、油膜が残っていれば洗剤で落としてから貼り直してください。

それでも落ちるなら、吸盤に頼らずサンバイザーで挟む構造のものに替えるほうが確実です。

車外に付けるタイプと車内用はどちらがよいですか

屋外の駐車場に何時間も止めるなら、日射をガラスの外で遮る車外タイプのほうが熱の入り方を抑えやすい構造です。ただし風で外れる、砂で塗装を擦る、外されるといった事情があるので、風の強い場所や短時間の駐車では車内用が扱いやすいです。

車中泊の目隠しにも使えますか

フロント用の1枚だけでは全窓は覆えません。

目隠しを目的にするなら、窓の型に合わせた車種専用のセットか、かぶせ式を窓の数だけ用意してください。

なお屋根と壁のある駐車場でも盗難は防げないので、施錠は別に必要です。

ガラスに貼るフィルムで代用できますか

車の場合、フロントと前席側の窓は透過率の基準があるため、濃い遮光フィルムは使えません。

家の窓であれば選択肢に入りますが、ガラスの種類によって熱割れの恐れがあり、貼れない窓もあります。

判断の材料は窓の遮熱フィルムは貼るべき?で解説しています。

まとめ

車のサンシェードは、遮光の性能表記より先にフロントガラスの横幅・高さ・サンバイザーの位置を測り、その寸法に収まる形と留め方から絞るのが順序です。

付け外しの回数が多いなら傘型、角まで覆いたいなら蛇腹型、後席の日差しなら吸盤ロール型かかぶせ式、車中泊なら車種専用セットという対応で考えると候補は数点に減ります。

屋外の長時間駐車では車外タイプが有利ですが、風と傷のリスクを引き受ける前提になります。

車内の暑さと同じ考え方で家の窓も手当てしたい場合は、窓の暑さ対策まとめで場所別の使い分けを解説しています。

ぜひ本記事の比較表と「測る3か所」を参考に、自分の車に収まる1枚を選んでください。

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